ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

昔のフォーム

2016年01月27日 | ゴルフ理論…私の見解
昔の写真が出てきた。(笑)



このフィニッシュの形。いかがでしょう?

これ、わざとダメなフォームをしてみた写真です。

ダメな理由は、



肩甲骨と上腕骨を繋ぐように付着している肩のローテーターカフのひとつである棘上筋が、骨と骨の間に挟まれやしないか?と心配になるフォームだからです。

棘上筋は、イラストのように肩甲骨から肩峰の下をくぐって上腕骨に付着している筋肉のため、
肩甲骨と上腕骨の動きの比率が壊れると筋肉も痛んでしまいます。

棘上筋が肩峰の下に挟まれてしまう現象を「インピンジメント」と言い、「肩が壊れる」原因のひとつにもなります。

また、手首も、グニャ!っとなっていますよね。

手首の骨は、こんな感じです。



こんなフォームで打っていたら、
いずれ肩も手首も壊れてしまいそう…ですよね…ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

なので…
「ドローボールを打つためには、クラブヘッドをインサイドアウトに振り抜いてハイフィニィシュを取ろう」なんてのは、危なっかしくてしょうがないレッスンと言えるでしょうね。

「ハイフィニィシュ」もそうだけど、
その動きをした場合に、身体の深部はどう動いているのか?に目を向けてみることは、とても大切。

「スイングフォームを考えたり指示する場合、人間の骨の仕組みや筋肉の付き方を考慮しておくことは大変重要なことであり、また、その良否・正誤の判断の指針とすべきである」と考えます。

…と、今は、そう強く思っていますが、
昔、私が左肩と左手首を壊してしまった原因は、
「ドローで飛ばせ!」
「フックて飛ばせ!」
「そのためにはインサイドアウト!」
「結果、ハイフィニィシュ!」
なんてやっていたからだろうな…と思っています。

…上記の写真。
この時は、ワザとダメな形をやってみたのですが、
実はこれ、「昔は、こんなフォームで打ってたんですぅ~」とやってみた写真なのでした。(≧∀≦)
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