ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

肩甲骨の動きが起点であれば…

2012年10月04日 | ゴルフ理論…私の見解
先日のブログに、骨の模型を掲載したついでに…(笑)
もうひとつ。

前腕部の骨は、このようになっており、


橈骨と尺骨が有ります。

手の平の向きが変わる時、この橈骨と尺骨は、平行になったり、クロスしたりします。

下記の写真のモデルさんを真似て、
身体の正面に腕を伸ばし、


手の平の向きを上に向けたり、


下に向けたりしながら、


ご自身の前腕部を触ってみて下さい。

この橈骨と尺骨が動いているのが分かります。

そして、
ゴルフスイングの場合、手の平の向きは、
身体の右側で右手の平は、正面を向き、


身体の左側で右手の平は、背後を向きます。


こうならないと、ゴルフクラブの特徴上、上手くボールをミートすることはできません。

だとすれば、この橈骨と尺骨は、腕が身体の右側から左側へと移動する際に、平行になったり、クロスしたりしていると言えます。

だけど、よく「昔の人」は、「身体が回れば、腕は上げて下ろすだけだ」と言いました。

そして、本当に、腕は上げて下ろすだけのイメージで振っておられた方もいらっしゃると思います。
それで、上手く打てていたのだと思います。

…ここで、「不思議」が芽生えませんか?

「腕は上げて下ろすだけ」ならば、いつの間に、橈骨と尺骨は、平行になったりクロスしたりしたのでしょうか?

「腕を上げて下ろすだけ」のイメージで、ボールを打っておられた方は、
積極的に、「こういう動きはしていなかった」…と言う事になるのではないでしょうか?

「昔の人」は言いました。
「“身体が回れば”、あとは、腕を上げて下ろすだけだ」と…。

この“身体が回れば”に、
腕を上げて下ろすだけの動きと、
橈骨と尺骨が平行になったりクロスしたりする動きの
インパクトゾーンにおける矛盾点とも言える「不思議」を解決できる“ヒント”が、
隠されているんですね。

それが、肩甲骨の動きです。

このブログでも何度か書いていますが、
肩甲骨の動きは感知しにくいから、
勘違いや誤解が生じやすい。

だから、橈骨と尺骨を「積極的に動かせば」正しいインパクトができると、表面上の動きだけを見て、そう思っちゃう人もいるかもしれないですね。

でも、そうだとしたら、
「腕は上げて下ろすだけ」と表現した「昔の人」の感覚は、
間違いだったと言う事になりませんか?

私は、「昔の人」の感覚、間違いじゃないと思います。

肩甲骨がスムーズに動けば、橈骨と尺骨は、取り立てて意識せずとも、いつの間にか、平行になったり、クロスしたりするもの…
と思っていて良いのではないか…と思います。

「肩甲骨が動けば、あとは、ほぼ、腕を上げて下ろすだけの感覚でも、スイングは構成されて行く」と思います。

だったら、何故、手の平の向きは、身体の右側と左側で変わってしまうのか?

この「からくり」については、また、後日のブログに…。

皆さまも、この「からくり」について、ちょっと考えておいてみて下さいね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« このネーミングにした理由 | トップ | 矛盾点を解明して下さい…(^^)/ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。