ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

人が見ていても…

2006年07月17日 | ゴルフの空 その2
昨日、17日の日曜日は、季節の変わり目を象徴するような、激しい雨と雷。
すぐ近くに落ちたのではないかと思われる程の雷鳴と、激し過ぎる雨の吹き降りで、レッスンも暫く中断。
その間、ゴルフ場にいて、突然の雷雨に遭った時の対処の仕方について話したりなどして、しばしの『お話タイム』となった。 

その中で、「心理的に強くなる方法って有りますか?」と言う話題が出た。
「心理的に?どういう状況でのことですか?スコアメイクですか?ここ一番のショットの時ですか?」
「いえ、人が見ている時です。ここ(練習場)では、上手く打てるようになったのに、人が見ていると、どうも上手くいかなくて…」
「じゃぁ、ここ(練習場)でも、人に見ておいてもらいながらの練習をしてみましょうか?見られながら打つことに慣れるのも、ひとつの方法ですよ」
人が見ていても、見られていることに意識を向けずに、自分の世界に没頭して、集中して、ターゲットだけに焦点を絞って打つ。
人が見ているから、上手く打ちたいと思う”欲求”を排除し、”いつも通りに”気楽に打つ。
普段の練習でも、ボールをセットしてから打ち終わるまでの手順を、一定にしつつ、”機械的”に打つくらいの練習をしておく。

人が見ていても、その中で上手く打てるようになる練習方法は、色々有れども、言う易し、行なうは難し。
「練習場では上手く打てるようになったんだけどな…」と思いつつも、心の奥底にまだ存在している”不安感”を拭い去るには、経験や練習を重ねて行くしか無いのではないかと思う。

例えば、私が、いきなり宝塚大劇場の舞台みたいなところに、一人ポツンと立たされて、「さぁ、歌え」と言われても、いくらオーケストラの生演奏の素晴らしい条件下でも、「ハ、ハ、ハ、ハァ~ァ~」と、まともに声すらも出ないだろう。
何とか声くらいは出たとしても、歌い出しは間違う、声は裏返る、歌詞は間違うで、見ている人からは、「あんた、何しに来たん?」と思われるのがオチ。
何故か?
私は、歌うのが苦手。
歌の練習なんて、発声練習なんてしたこと無い。
人から「歌が上手い」なんて言われたことが無い。
お風呂の中で、ひとり、間違いだらけの歌詞のままでも、それでも気持ち良く歌っていることは有ったとしても、人前で歌う練習なんてしていないので、いきなりなんてとても無理。

こんな私が、人に見られていても動じず、見られていることを快感に感じるくらいに歌えるようになるには…。
歌のレッスンに励む。
歌えるようになりたいと、目標に向かって練習する。
歌の練習中なんだと、分かってもらっている少ない人の前で歌い、ダメ出しをしてもらう。
歌を聴いてくれる人の数を少しずつ増やし、評価してもらう。
評価が上がるように、更に練習する。
評価が上がれば、自信もついてくる。
自信がついてくれば、人前で歌えるようになるまで、あとわずか。
ドキドキしながらも、1回歌う。
歌う回数を増やして、場数を踏む。
ドンドン場数を増やして、聴いてくれる人からの評価も上げれば、そろそろ、快感の境地かな。

ゴルフに置き換えれば、評価は結果。

人が見ていても動じずに、そこで結果を出すためには、練習と自信と場数なんだろうなぁ~。
それと、自意識過剰を無くすこと(笑)。

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