ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

ゴルフから生まれたエクササイズ

2015年04月22日 | 『ゴルフスイング体操(R)』DVD BOOK
下のイラストの左側は、著書にも載っているイラストです。




このイラストによって、人間の筋肉には、
骨や関節に近いところに付着している筋肉と(小さい方)、
関節を動かす筋肉が有るのですよ(大きい方)
…ということを単純に現しています。

骨に近いところに付着していて表面から触れることのできない筋肉をインナーマッスル、
対して表面から触れることのできる大きな筋肉をアウターマッスル…と言ったりします。
(このインナーマッスルとアウターマッスルは、正式な解剖学用語ではないそうですが、よく知られている言葉ですよね)

様々な筋肉を役割別に分けるとすると、
骨に近いところに付着していて関節を支えるような働きをするのがスタビリティマッスルと呼び、
関節を大きく動かせる筋肉をモビリティマッスルと呼んだりもしますので、
上のイラストをスタビリティ、モビリティで言い表すとすると、
小さい方がスタビリティ、大きい方がモビリティと言うことになります。

『ゴルフスイング体操』および『GETエクササイズ』において、重視しているのが、このスタビリティマッスルの働き。

もしも、スタビリティマッスルを軽視して、モビリティマッスルを働かせることばかりを考えていると、どうなるか?

上のイラストの右のようなことが起きる…と考えます。

このモビリティマッスルとスタビリティマッスルは、身体を動かすと、両方とも自然に動きます。
ですが、モビリティマッスルを動かすとスタビリティマッスルも自動的に動くと考えるのではなく、
スタビリティマッスルの働きによって関節を安定させてから、
モビリティマッスルを働かせよう、
また、そうなるように…と考えて構成しているのが、
『ゴルフスイング体操』や『GETエクササイズ』です。

「身体が壊れないように安全に使うには?」から考えはじめ、
スタビリティマッスルのことを考えるようになり、
スタビリティマッスルとモビリティマッスルが、上手く相互協力し合えば、筋出力がアップすることに気づき、
そして、スタビリティマッスルに働きかけるようなエクササイズを構成したことにより「肩こりや腰痛が緩和した」と言ってくださる方々が増え、
どちらかと言えば身体の深層に付着しているスタビリティマッスルから身体を動かせるようになると、
同じような動きを行なった場合にも、より多くの筋肉が動くようになるため、エネルギーの消費が増えるのか身体が引き締まるとの感想をお寄せくださる方も増えた。

こういう風な感じなので…
「身体を治すことを目的にゴルフスイング体操を考えたの!?」と質問してくださった方もいらっしゃるのですが、
この体操を考えはじめた当初から、機能改善を目指していた訳では無いのです。

最初は、ゴルフスイングを安全に、そして、飛距離アップを狙うには筋出力を効率的に…が、目的でした。

でも、「そうするには?」を考えて構成した体操が、書籍化していただけたことで、色んな方々に見ていただけるようになり、
機能改善やエイジングケア、シェイプアップの効果、他の競技にも応用できる…などのご意見で、ゴルフスイング体操そのものが、エクササイズ化したような感じになりました。(^-^)



ゴルフスイング体操も、書籍化していただいた時より、「育った」かもしれませんね。(´∀`)
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