ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

アドレス時の重心バランス

2011年03月26日 | ゴルフ理論…私の見解
1~3月度のレッスンも、もう残りわずか。

今期は、『円月殺法素振り』からはじめ、アドレス時の身体のバランスを含む、ルーティン(アドレスに入る前の手順)のチェックを行なっていただいた。

振り方が良くなって来たら、ターゲットに対する身体の向きを整えて、ターゲット方向にボールが飛び出すかどうかを確かめる。

ターゲットに対する身体の向きを整えるには、ルーティンをきっちりと行なえば整う…と思う。

そして、そのルーティンを行って出来上がったアドレスでの身体のバランスは、“地軸に対して垂直”が望ましい。

なので、地面にあるボールを打つために背骨を前傾させたアドレスを作れば、自然と足の裏にかかる重心は、つま先寄りになる。

のだが、意外とこれが、知らず知らずのうちに、かかと寄りになってしまう人は多い。

かかと寄りになってしまう原因としては、普通に真っ直ぐに立っている時は、かかとに重心がかかっているため、かかと重心の方が安定するように感じられるからではないかと思う。

昨日行なったハーフラウンドレッスンで、重心がかかと寄りのアドレスと、つま先寄りのアドレスを、わざと作っていただき、写真を撮らせていただいた。

それが、こちら。
↓↓↓

【重心が、かかと寄りのアドレス】


【重心が、つま先よりのアドレス】

重心をつま先寄りにした方が、足が長く見え、ヒップアップしているように見えませんか?
こちらの方が、地面にあるボールを打つには、適した重心バランスと言えるし、腕も、すんなりと下におろせる。

レッスンの時、重心をつま先寄りに修正させていただくと、「前につんのめりそう…」とお感じになる方もいらっしゃるのだが…。
その時は、上記2枚の写真の上を下のように修正したと思っておいていただいて良いでしょう。

ルーティンを丁寧に行なってみることで、ボールポジションを整えたり、身体の重心バランスを整えたり…。
“ここ”がほんのわずかに違うだけでも、ショットの良し悪しが変わる。
良いバランス、適切なボールポジションを、つかんでおきましょう…。

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