ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

腹筋は如何に使う?…3

2012年05月24日 | ゴルフ理論…私の見解
大きく「腹筋」と言われる筋肉の中には、
外腹斜筋↓


内腹斜筋↓


腹横筋↓


が有り、腹横筋が、身体の一番深層部に有る筋肉です。

これらの筋肉が、ま、言わば「力を合わせて」、コルセットのような働きをし、おなか周りを支えています…(^^)/

外腹斜筋、内腹斜筋は、その名前の通り、おなかを斜めに通っている筋肉です。
斜めに通っていると言う事は、胴体を回転させたり捻ったりする動作の時に働く筋肉であると…イメージできますよね?

腹直筋は縦に働き、腹斜筋は斜めに働く。

そして、ゴルフスイングでは、この縦と斜めの筋肉が、相互協力し合って、身体の捻転と言うパワーを生み出します。
腹斜筋は、身体を捻じるために、また、戻すために、
腹直筋は、その捻じり戻しを、真ん中で「踏ん張って」、その動きを助けます。

腹斜筋は、例えば風に吹かれて大きくなびく枝葉だとしたら、腹直筋は、いくら枝葉がなびいても、倒れない幹のような感じ…と言う事もできるでしょうか…。

だから、腹直筋は、縮んだり(コンセントリック)伸びたり(エキセントリック)するよりも、真ん中で真っ直ぐに位置させておく(アイソメトリック)くらいのイメージが有った方が良い…と思います。

と、ここまで書いておいて…。

先日、フロントにいて、お客様がお話なさっていることを小耳にはさんで、
えぇぇえΣ(゜ロ゜」)」…(; ̄Д ̄)なんですと!
と思った言葉を…。

「インパクトの瞬間は、腹の力が働くので、腹筋を使って“かがめ”と言われた」

これって、どういう動きのことか、実際にその様子を見ていないので、よく分からないが、
この言葉通りを、そのまま受け止めたら、
インパクトの瞬間は、「腹直筋を使ってかがめ」と言う事ですよね?
(かがむ=おなかを縮める=その時に働く筋肉は腹直筋)

もしも、まともにそういう風に腹直筋を働かせたら、どうなるでしょうか?
身体の回転が止まります、あるいはセーブされます。

ちなみに…と言う事で、
胴体を左右に捻る動作をする時、
腹直筋を縮めて(コンセントリックさせて)左右に捻ろうとするのと
縮めないで捻ろうとする時とでは、
どちらが動きやすいでしょうか?

縮めない方がしやすくないですか?

腹直筋は縦、
腹斜筋は斜め
であることを考えると、腹直筋を縮めながら、なおかつ、腹斜筋も働かせたいとなると、
そんなの、縦と斜めの動きを「競争」「勝負」させるようなものです…パンチ!(`´)===○☆(。_゜☆θ-(`´)キック!…(`ヘ´)ノ☆(#>_<)

だから、私は、「インパクトの瞬間は腹の力を使ってかがめ」との言葉を耳にした時、Σp(`□´)q ナニィィイイイ!!…Σヽ(´ω`*)ナンデャネンッ!!!となってしまったと言うわけです…(*´ω`)ノ ハィ

「インパクトの瞬間にかがめ」と言った人は、腹斜筋が伸び縮みしているのを「かがんでいる」と言うような感覚でとらえておられるのでしょうね…(|li ´Д`*)っっ
でも、その言葉をまともに受け止めたら、「おかしなこと」になります。

…ま、こういう話を耳にしたから、それで、この『腹(腹筋)』のことについて、ちょっとブログに書いておこうと思ったので…、
この「おかしな話」から、“ブログネタ”をいただいたことになるのですが…(*・∀-)b

しかし、やってみたら、身体の回転が止まってしまいそうで、身体の前傾角度を変えてしまいそうだったはずの“アドバイス”を、
ドウシテ、ソンナニ、イトモカンタンニ、シンジテシマウノ?…(・_・?)
とさえ思えた、“教え魔さんの”(?)「インパクトの瞬間は、腹の力を使ってかがめ」なのでした…( ̄◇ ̄;)

…と言うことで、
「腹」のことについて、私なりの見解を書いておこうと思った発端となった話を書いておいて、
『腹筋は如何に使う?』は、おしまい…(*☆▽<)デスwwww

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 腹筋は如何に使う?…2 | トップ | 受容と信念 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。