ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「片腕素振り」ドリルの方法

2017年01月18日 | ゴルフ理論…私の見解
本日は、こんな写真を撮ってみました。

上段の3つのAは×
下段の3つのBは○



どちらも片腕素振りをおこなっていますが、
クラブを持っていない方の手の置き場所が違う。

Aは上腕骨を、反対の手で上から押さえている。
Bは上腕骨の後ろに、反対の手を添えている。

フォロースルーも、同じ。



Aは×
Bは○

こういうのって、
「スイング中は脇を締めましょう」なんて言って、
時々、見かけるドリルかもしれませんね。

でも、この時の「脇」って、どこの部分を指して言っていることなのか?
どの筋肉を収縮させるってことなのか?

「脇」と言う、いわゆる腋窩に付着している筋肉は、どれか?と見てみると、



腋窩って、そんなに大きな筋肉が付いているわけじゃなく、
むしろ凹んでいます…。

だったら、「脇を締めて」って、どういうこと?…ですよね。(^^;;

ダウンスイングの時には、
確かに、肘は、脇と言うか横腹に近いところを通ります。

だからと言って、
上腕骨を上から押さえて横腹に近いところに位置するようにしていても、
パワー出力のために収縮させたい筋肉は、上手く働くのだろうか?…です。

『ゴルフスイング体操(R)』では、
身体の前額面で腕(上肢)を振ることは大切と考え、
肘関節を前額面で屈曲させる『ダブルV』の位置は、非常に大切としています。



『ダブルV』

この位置では、スイング中にしっかりと働かせたい筋肉が収縮します。

ですから、片腕素振りをおこなう場合も、
ちゃんと上肢が前額面に位置しているように、
『ダブルV』の位置が曖昧にならないように、
反対の手を「上腕骨の後方(前額面)」に添えて素振りをおこないます。




ゴルフスイングは、背中側に付着している筋肉の動きが大事。

本日の添付写真の「A」では、そのよく働かせたい筋肉は、むしろ動きにくくなります。

ですから、
片腕素振りドリルも、
「A」は×
「B」が○

また、もし、よろしければ、
「A」「B」の両方をおこなって、
比較してみてくださいね。(^-^)

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