ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

続・枝葉と幹

2008年02月20日 | 人として思うこと
レッスンを受講しはじめて下さった方々に、「どういう関係のお仕事をなさっているんですか?」とお尋ねすることが有る。
主婦の方々になら、「ご主人やご家族も、ゴルフをなさっているんですか?」「他のご趣味は?」などとお尋ねしている。
これは、その方の”人物像”を把握するための手がかりをつかむため。
そして、その方のゴルフをなさる環境や状況を知りたいため。
また、ある程度のことを教えて頂いておいた方が、それ以降の会話がはずむ場合も有るから。

お仕事やお立場を知ったからと言って、その方への接し方が変わることはない。
レッスンを受講して頂いている期間が長くなる程、お互いの幹がよく見えてくるから”親しさ度”はアップするかもしれないけれど、VIP待遇やエコノミー待遇(?)などの区別が無いのが、うちのスクール(笑)。
レッスンの仕方においては、ゴルフ歴、男女差、年齢差、目指している目標、などによって変わるけれど、基本的には、白洲次郎さんに倣って(?)レッスンを受講していただく方、みな平等、みな公平を、私のプリンシプルとしたいところ。

昨日、『枝葉と幹』のことを書いて…「枝葉のことは、レッスンの場では、全く封印なのか…?」「枝葉のことを尋ねる時も有るじゃないか…」と思われたかも…と思うので、もう少し書き加えておくと…。
樹に例えての枝葉は、鳥に例えるなら、翼かな?
翼は、大空を舞う時にだけ広げてる。
大空は、仕事であり役目や役割。
地上に降りてきた鳥は、翼を閉じる。
地上は、休息の場だから。
鳥にとっての地上を、人間に例えて言えば、プライベートな場であり、オフの時間。
レッスンを受講下さっているほとんどの方は、オフのプライベートな時間で、ゴルフを楽しんでおられる。
だから、そういう場では、翼を広げて見せない方が良いのでは…と思う。
みんなが翼を閉じている時に、一人だけバタバタと翼を広げたら、みんなオットット…となって、ビックリしてしまうんじゃないかって、そう思う。
翼を広げて大空を飛んでいる時の出来事を、地上に降りてきたら、全く話さないで、、、と言うわけではなく、話したい時は話してもらって良いと思う。
だけど、「自分の翼はこんなのだ!」って、広げて見せて、人と競争し合うようなことはよしましょって感じ。

昨日書いた、元事務次官とそのご夫人は、枝葉を張って、翼を広げて、その権力をプライベートな場で発揮したため、結局は、失脚するはめとなってしまった。
仕事で重要なポストに就いている人であればあるほど、それが、その人の権力となり得るから、その権力の下にいる人たちとは、あえて距離を置いてあげるのが(増してプライベートでは)、大人らしい配慮で、権力者としての品格だと思うのだが…。
権力者が、枝葉や翼を、プライベートな場にまで持ち込むのは稚拙で滑稽なことで、また、プライベートでのことが枝葉や翼に繋がるかもしれないと匂わせることは、かなり、卑劣で醜悪なことで、、、ロクなことが起こらないと言う、良い例かもしれない。

”ここ”では、枝葉は、どんな枝葉でも関係無し。
これ見よがしに枝葉をバッサバッサと揺らす人がいれば、ピピーッ!と警告の笛を鳴らすかも…。
そして、普段は広げておかないといけない翼でも、”ここ”では閉じて、みんなで、地上に有るゴルフと言う名前のエサをついばみましょ。

枝葉ではなく、幹を見ているからこそ育んで行ける人間関係も有ると思います。

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