(このブログには、日常で出会ったザ・フォール関連matterも記録しておこうと思います。カテゴリーはThe Fall& me 笑)
土曜日、目を覚ますと音楽知っ得情報発信地Iさんより、メッセージが。
かいなさんお久しぶりです。あと2日しかないのですが、、、ギョムレンです。
千駄ヶ谷のTerritory Galleryで五十嵐有さんの写真展が開催されていてblack midiの写真も何枚か展示されています。五十嵐さんがコロナ前にWindmill Brixton界隈で撮った写真が主で近年のあのあたりのポストパンクシーンがかなりリアルにみれるかんじでした!お時間あればぜひ!
寝ぼけててなんのことかよくわからず、「今日はダメだし、明日日曜日は仕事だしな」と思いつつ調べたところ、この写真展でした。
Yu Igarashi Photo Exhibition “LONDON CAN YOU WAIT”
“LONDON CAN YOU WAIT”なんてGENEみたいだし、black midi見れるなら行けたら行こう~と思ってたら最終日2月5日日曜日、スムーズに仕事が終わり、行けました。
で、いきなりまだライブ始めたばっかの頃のフツーぽい(今もフツーぽいけど)若いblack midi(今も若いけど)見れて嬉しい~。
と見てまわりつつ、キュレーションを担当されたishidomaruさんと話しててblack midi好きなんですよ、ポストパンクが好きでザ・フォールも好きで~なんて話してたら、あろうことか、ザ・フォールまぐが出てきた。
しかもまさかの(マイナーな)The Real New Fall LP Formerly 'Country On The Click'(2003)マグカップを持つイケメンというシュールな図。
人間も歩けばザ・フォールにあたる!人間到る処ザ・フォールあり!!(…いや、ふつーあたらないし、ないけど)
ishidomaruさんは、DJマルセルがひたすらフォールのレコードや本コレクションを自慢しているMVまで教えてくれました。ずっと「マーク・E・スミス、マーク・E・スミス」と言っててマークの声のサンプリングも入ってて憑りつかれてる、凄すぎる!!
DJ Marcelle Another Nice Mess Two Walls OFFICIAL VIDEO VIDEO
ちなみにおばあさんのかぶりものしてボンゴ買ってたり、タロットカードしているのはマーク・E・スミスオマージュです。
おばあさんボンゴはこの「もし俺とボンゴ担当のお前の婆ちゃんがいたら、それでザ・フォールだ」 というマークのコメントから↓
わけわからないけど、なんなの~!!友だちになれすぎる。レコードにも合成チックなマークとのツーショ。2018年6月発売(マークの死後すぐ)なのでDJマルセルからの追悼だったのかもしれない。ほんと、知りませんでした。行ってよかった。
そして、話は写真展に戻ります。知らない間に大気圏外まで出てた。
写真の中には、2017年1月、ザ・フォールのロンドン、ケンティッシュ・タウン、O2フォーラムでのライブ観客の写真が!Black Country, New Roadのルイス・エヴァンズ(左)。
右上はこの子たちの出したゴミだそうwww
↓このライブですね。GIRL BANDやGOAT GIRLなども出ており、2017年でも楽しいだろうけど、2023年の現在においては加速度的に豪華なラインナップ。
フォールのライブシーン。マーク、この数ヶ月後のライブでは病が進み立ててないですが、この時はちゃんと立って歌っていたと目撃者の五十嵐さん。ポケットにチリ紙みたいにたくさん歌詞のカンペをいれていたそう。
The Fall, Mammoth Festival, Forum, Kentish Town, London, 28/01/2017 VIDEO
この1年後には死んでしまうとは、知らずにみんな観ていたのかと思うと泣けてきました。マークに限らないけど、ほんと一瞬先が生か死なんてわからない。
ライブは観れるだけ観た方がいいし、とにかく何でもやれるだけやった方がいい。若いある1日にロンドンでザ・フォールを観たこと、まあ忘れてはないと思うけど、あれすごいことだったって年とればとるほどしみてくるんじゃないかな(この子たちが年とった時脳内に勝手にチャネリングw)。この写真見てそんなことまで思ってしまいました。
同じ日のGOAT GIRLだそう。キラキラがDADA洩れしてる。
ライブ写真は多々あれどまとまって「何でもない子たち(この子らは何でもなくなくなるが)」を撮った写真はほんと貴重。有さんに「撮るのにずっと一緒にいなきゃなんないの大変じゃないですか」と業務目線の変な質問聞いてしまったが、「待ち時間とかも多いし、ライブ終わってもみんな帰んないし~」と、一緒の空気吸いながら「一部」になって撮ってるからこんないい顔の写真撮れるんだろうなと思いました。
五十嵐有さんは、体が動かなくなるまでは、一生、ヤングヒーロー達を撮り続けたいとのこと。今後にもかなり期待です。
アーティストのライブの写真はよく見るけど、そこいら歩いてるその後のバンドメンバーとか観客とかその場の空気まで伝わってくる写真ってなかなかまとまっては見られないので(特に年月がたつと)、こういう写真は未来の文化遺産だと思いました。今もだけど。
フォトブックも買って、電車で見てたら乗り過ごしました。
思いがけずフォールネタとれだかもすごかったし、情報をくれたIさんには感謝の日曜日でした!