鳥のさえずりで目がさめた
ぜいたくな朝や
晴れてるみたいやし もしかして 春?
「ラーメン」
塩ラーメンを注文した
どうやら新人さんがラーメンを作るらしい
初めて見る顔である
しかし見ているとどうも手つきが悪い
しかも横から古株の店員が小声で時々アドバイスしてる
あー麺がのびてしまいますよ…
それでは、スープが薄くなりすぎます…
器のふちはきれいに拭いて下さいね…
(ぜんぶ聞こえてますけど…)
(あのラーメン、私のんやろ、店出よかな)
しまった
あまりにこの場所から離れたいと思いすぎたので体から意識がはなれてしまった
私は体から意識を離す事ができる
離した後の意識は形も大きさも自由自在である
店の外から店内の自分をのぞいて見た
目の前のラーメンをまばたきもせずジッと見つめたまま固まっていた
「さあ、自分の体にもどるべきか、どうか・・・」
FBで友達とバイクの話してたら懐かしく思い出した
私がはじめて買ったバイクがこの中古のホンダロードパルL
エンジン掛ける時はペダルを踏んで「カリカリ カリカリ」って音がしてゼンマイを巻くね
ほんで、ボタンを押しながらブレーキレバーを引くと「ブルンッ」とエンジンがかかんね
いやー懐かし
高校の同級生がこれと同じのに乗ってて、それに乗って当時彼が住んでた難波からわずか20分ぐらいで我孫子前の駅まで来た
「へーこんな自転車みたいなもんで、来れるんや」
と思ったら急にほしくなった
それがひょんな事から別の友達から3万円で買った
このロードパル、ほんまに楽しかった
ガソリン満タンにしても200円ぐらいやったし、初めてこれで難波まで遊びに行って、往復しても半分も減ってなかったから感動した
前出の高校の同級生と同じロードパルどうし大和川のどての下のとこで、よーいドンで競争して、単車のおまわりさんに追いかけられた事もあった
それでも最高速40kmぐらいしか出-へん
これさえあれば、どこえでも行けると真剣に思ってた
バイクの楽しさを存分に教えてくれた忘れられへん
ホンダロードパルL でした