博単者[HAKATANMON]

博多での単身赴任サラリーマンの日常と壱岐高校野球部を応援するブログです。

打者一巡の猛攻及ばず、清峰1回戦で去る

2010-07-13 07:17:28 | Weblog
清峰の鶴田健心君=県営

2010年07月13日朝日新聞掲載記事

 断続的に雨が降った12日、全国高校野球選手権長崎大会は予定されていた7試合のうち佐世保野球場の2試合が順延となった。1回戦屈指の好カードと注目を集めた海星―清峰戦は、両チームで計19安打の打撃戦となり、海星が清峰の猛追を振り切った。13日は県営、佐世保両球場で8試合が予定されている。

(清峰8―11海星)

 痛烈なゴロが、雨水を吸い込んだ人工芝を跳ねた。「バウンドが変わった」。清峰の一塁手、3年鶴田健心君の足元を打球が抜けていった。海星に5点差をつけられ、これ以上の失点は許されない4回、先頭打者を出塁させてしまった。

 この回、もう一度、ゴロが転がってきた。「もう失敗できない。命がけで捕る」と集中し、下がりながら体の正面で受け止めた。「切り替えてうまくさばけた」。だが、その後、自分の失策で出た走者は生還した。

 直後の攻撃、1死二塁で打席が回ってきた。「自分のミスで点が入った。絶対に打ってやる」。左翼越えの二塁打を放って二塁走者をかえし、ベンチやスタンドからの歓声に右手を挙げて応えた。

 7回にチームは打者一巡の猛攻で2点差にまで追い上げた。9回1死、鶴田君は5度目の打席に立った。8球粘ってフルカウント。9球目、直球が捕手のミットに吸い込まれ、ストライクがコールされた。体が全く動かなかった。「相手が一枚上手だった」

 試合後、さっぱりした表情を見せた。「実力は全部出し切った。悔しいのもあるが、練習してきた結果です」(遠藤雄司)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月12日の試合結果 | トップ | 7月13日の試合予定 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿