博単者[HAKATANMON]

博多での単身赴任サラリーマンの日常と壱岐高校野球部を応援するブログです。

大会展望/清峰が優勝候補筆頭

2009-07-10 06:11:22 | Weblog
大会展望/清峰が優勝候補筆頭 最激戦区のBパート

 選抜王者の清峰が優勝候補筆頭。第2シード波佐見をはじめとする他校が、清峰の3季連続甲子園出場にストップをかけられるか。各パートごとに大会を展望する。(運動部・緒方庸介)

 Aパートは今村-川本の全国区のバッテリーを擁する清峰が有力。今村は選抜で5試合計44回を投げ、わずか1失点。本来の力を発揮すれば、失点はある程度計算できそうだ。打線も山嵜、今村、屋久、辻ら強打者が並んでいる。対抗は第8シード長崎日大か。エース大瀬良を軸に、投打のバランスがとれたチームに仕上げてきた。

 Bパートは最激戦区。第4、5シードの瓊浦、鎮西学院に加え、佐世保実、海星の実力校が入った。瓊浦のエース塩塚恵はNHK杯県大会準決勝で清峰相手に1失点完投。遊撃春田ら運動能力が高い選手も多い。鎮西学院も横田を軸にした投手陣が強力だ。海星と佐世保実は、ここ5年間で3度目の初戦対決となる。

 CパートはNHK杯を制した第3シード創成館が一歩リードか。投手は左の大石、右の野口の二枚看板が安定しており、打線も塩田、辻、下野らの振りが鋭い。社会人野球出身で就任1年目の稙田監督の采配(さいはい)も楽しみだ。第6シード鹿町工は今村、松川の2年生両右腕を軸に春季準優勝。3年ぶりにシード校として登場する。

 Dパートは全国レベルの力を備える波佐見を、第7シード長崎商、島原中央、長崎北などが追う展開になりそう。波佐見打線の破壊力は、宮原、海端、中村、玉城らを軸に県内随一。投手も左の野口、右の柏の二本柱が力をつけてきた。長崎商も投手陣が充実。エース村井をはじめ、竹野、奥田、栗田ら層の厚さが際立つ。

 このほか、秋季8強の諫早、春季8強の長崎南山と五島、NHK杯8強の北松西なども上位が狙えるチーム。唯一の初出場校、九州文化の戦いぶりも楽しみだ。

 今大会は「春の日本一」に輝いた清峰に注目が集まりがちだが、それだけに、他校の「打倒清峰」に懸ける思いも強い。清峰が他校の包囲網を突破して春夏連覇への挑戦権をつかむか、他の60校の中から甲子園切符を勝ち取るチームが現れるか。全国の高校野球ファンが注目する長崎大会は、例年以上にハイレベルな戦いになりそうだ。



2009年6月26日長崎新聞掲載
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