サッカーのワールドカップ南アフリカ大会は現地14日、グループEの日本が1次リーグ初戦でカメルーンと対戦し、1対0で勝ちました。日本が国外のワールドカップで勝利を挙げたのはこれが初めてです。日本は4大会連続4回目の出場で、世界ランキングは45位、対するカメルーンは2大会ぶりアフリカ勢最多の6回目の出場で、世界ランキングは19位です。試合は、南アフリカ中央部の標高1400メートルの高地にあるブルームフォンテーンのフリーステイトスタジアムで、現地時間の午後4時、日本時間の午後11時から始まりました。気温13度のコンデションの中日本は開幕直前の練習試合と同じメンバーで先発し、得点力のある本田圭佑選手をフォワードの中央で起用しました。前半、日本は身体能力の高さを生かしたカメルーンの攻撃をすきのない組織的な守りで防ぎ、チャンスをうかがいました。そして39分、日本は右サイドから松井大輔選手がゴール前に絶妙なクロスボールを入れ、これを本田圭佑選手が得意の左足で落ち着いて決め、日本は本田選手のワールドカップ初ゴールで待望の先制点を奪いました。日本は後半、カメルーンの猛反撃を受け、終盤はゴール前に釘づけにされるピンチが続きました。しかし日本は最後まで集中力を切らさず、体を張った守りで1点を守りきり、そのまま1対0で勝ち抜き、貴重な勝ち点3をつかみました。ワールドカップでの日本の勝利は日韓で共同開催した2002年大会のチュニジア戦以来2大会ぶりで、海外のワールドカップで勝利を挙げたのも、1次リーグの初戦で勝ったのも今回が初めてです。1次リーグ突破に向けて、素晴らしいスタートを切った日本は19日の第2戦で優勝候補のオランダと対戦します。一方、カメルーンは6回目のワールドカップで、初戦で敗れたのは初めてで、第2戦はデンマークと対戦します。
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