博単者[HAKATANMON]

博多での単身赴任サラリーマンの日常と壱岐高校野球部を応援するブログです。

夏の高校野球長崎県大会:第9日/創成館、清峰 伏兵に大苦戦

2012-07-16 15:27:46 | Weblog
 実力拮抗(きっこう)の「戦国大会」の予想通り、波乱含みの試合が相次ぐ今大会。この日は、第1、2シードの創成館、清峰が伏兵に大苦戦。延長にもつれ込む大接戦の末、8強に駒を進めた。

 創成館は先取点に、勝ち越し、ダメ押し。最後はエース兒玉が九回を締めるだけ-の展開から九州文化学園に同点に追い付かれた。延長十一回裏も1死満塁、サヨナラ負けの窮地をしのぐと、好機が巡ってきた。十二回表2死一、三塁で1番青島。「バントは無警戒」と三塁線へ転がす技ありのセーフティースクイズで決勝点を挙げた。

 清峰は二回以降、ゼロ行進。延長十回表、小浜に1点を勝ち越された。その裏に2死一、二塁、アウト1個で終戦と追い込まれたが、久保主将が「食らい付く」とカウント1-1からの外角直球を右に運び同点。延長十四回2死満塁では、豊村が左前へ値千金のサヨナラ打を放った。

 薄氷を踏む勝利に、創成館の稙田監督は「完璧な負けゲーム。物にできたことは今後につながる」、清峰の吉田監督は「内容は最悪。終わるかなと思った。次は運で勝てることはないから、全力でやる」と反省の弁。夏は一発勝負の戦いだけに、どんな相手でも苦戦は必至。「これを機に上昇気流に乗ってくれればいいが」が、指揮官たちの本音だろう。

(2012/07/16 長崎新聞掲載記事)
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