主は彼らに言われた。
「私が以前、あなた方と一緒にいた時に
言った言葉は、こうです。モーセの律法と
預言書と詩編とに、私について書いてある
事は、必ず、ことごとく成就する。」
そこでイエスは聖書を悟らせる為に、
彼らの心を開いて言われた。
「こう記してある。キリストは苦しみを受
けて、三日目に死人の中からよみがえる。
そして、その名によって罪の赦しを得させ
る悔い改めがエルサレムから始まって、
諸々の国民に宣べ伝えられる。あなた方は
、これらの事の証人である。
見よ、私の父が約束されたものを、
あなた方に贈る。だから上から力を授けら
れるまで、あなた方は都に留まっていなさ
い。」
それからイエスは彼らをベタニヤの近く
まで連れて行き、手を挙げて彼らを祝福さ
れた。祝福しておられるうちに、彼らを
離れて天に挙げられた。
彼らは非常な喜びをもってエルサレムに
帰り、絶えず宮にいて、神を誉め称えて
いた。
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ここから「岩から出る蜜」(蔦田二雄著)か
らの抜粋です。
主は昇天前に弟子達に顕現なさり、贖罪の
事実を語られ、福音が、諸々の国民に宣べ
伝えられなければならない事。その為には
上からの力(聖霊)が着せられるまで都に留
まらなければならない事、を命じられた。
聖霊に満たされた生涯について
①聖霊について、なお知り続ける事が必要
である。
②明確な聖霊のバプテスマを受けなければ
ならない。奉仕の為の力の付与と、心の
純化という二重の意味がある。
これ無しに、真の霊の働きは不可能であ
る。成功すれば高慢になり、失敗した時
に失望するのは肉性である。
③聖霊のコントロールに全く従う事が大切
である。支配権をとられる聖霊に譲歩し
ていくならば、聖霊の果(品性)が結ばれ
凱旋的生涯を送る事ができる。
④ビジョンの拡大、高揚。
ビジョンが地の事から天の事に移って行
く。パウロは「私の願いは世を去って
キリストと共にいる事です。…しかし
この肉体に留まる事が、あなた方の為に
は、もっと必要です。」これが心の納得
となるものである。
聖霊体験は、どうであろうか。
教えられやすい(Teachableな)、砕かれた
心をもって、訓練に身をあてはめよう。