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同人サークルA-COLORが北海道をうろうろしながら書いているブログです

そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014に行ってきました

2014-09-13 18:00:40 | うろうろ-三笠市

今日はそらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014の奔別会場に行ってきました。

特に予定も立てずに訪れたのですが。
12:00からアート出品した学生さんによるガイドツアーがあるというので、その案内の元で見学してきました。
ガイドしてくださった学生の皆さん、ありがとうございました。
たいへん勉強になりました。


まずは立坑櫓の背面から。
今日は曇りがちの天気だったので、櫓の写真はあんまり撮りませんでした。


ポツンと顔があるみたいだけど、これもアート作品。
中渓宏一さんの「森かえる」。
ここにテントを設置して生活してるとのことだけど、ムシとかクマとか大変だろうな~。


ホッパーは相変わらずデカイ。


今回の展示の中でも、赤が一際目立っていた岡部昌生さんの「炭鉱の記憶-そらち/幾春別」。
サムネイルでパッと見ると、まるで肉の赤みに見えるけど。
赤で石の壁面をフロッタージュしています。


写真だと分かりづらいけど、三笠市内の炭鉱遺構の泥を集めた「土の記憶-幾春別」。
地域ごとの違いもさることながら、一番左の粉炭の真っ黒さ加減がさすが。


ホッパーの増築部の継ぎ目。
フロッタージュの赤が反射して、コンクリートが所々赤みがかってます。


写真奥が古いホッパー、手前が新しいホッパー。
よく見ると、天井のアーチの形が違う。


ホッパーの二階へ向かう。
窓の側から植物が生えてきている。


二階の梁の部分にあるのは上遠野敏さんの「モスモス-黄金郷-」。
この展示を見ているあたりが、ちょうど新旧ホッパーの継ぎ目のあたり。


ホッパーの二階。
コンクリートの劣化が激しく、ここから奥は立ち入りできません。
足下の粉炭は階下にぱらぱらと落ちているようです。


渡友子會の交際所ののぼり。
この先に展示があります。


坂巻正美さんの「奔別礦渡友子交際所馬頭観世音奉」。
正面見える大きなフロッタージュは、馬頭観世音の石碑です。
手前に見える小さいのは紙の馬で、友子の契りを交わす儀式をやっています。
炭鉱の採掘作業では人間だけでなく、かつては馬も運搬に使われていました。
過酷な地下で酷使された馬を祀るために、馬頭観世音の石碑が建てられたのだそうです。


そんな馬たちを偲んで、今日の晩ご飯は馬の腸を使ったなんこにしました。
三笠市内の中川鮮魚店で購入できます。
なんこといえば鍋が有名ですが、こちらは煮込まれた状態で売られているので、このまま電子レンジで温めるだけで食べられます。
(こてっちゃんとかに近いイメージ)
味付けと同時に臭みも取れているし、煮込まれているので内臓系の焼き肉よりも柔らかく噛み切れます。
見た目はちょっと悪いですが、おいしいです!

なお、そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014は三笠から夕張に続く鉄塔跡と、夕張清水沢発電所も会場になっています。
今日は行けなかったけど、機会があれば夕張にも足を伸ばしてみようと思っています。


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