昨日出先から戻って、面倒だからお弁当を買ってエレベーターの前で待ってたら、
携帯が鳴った。
いな太郎からだ。
「もしもーし」
「霧丸です」 初めて霧丸からの電話でした。
「いな太郎さんが血を吐いてどうしたら良いか分からなくて電話しました。」
引っ越しの時も 前の日に血を吐いてあまり動けないかもしれないと電話があり、
急遽 いな次郎に応援を頼んだけど、行ってみたら思っていたほどでなく
元気そうだったので安心していたのに・・・・・・・ 。
エレベーターに乗ると電波が届かないので、
「家に着いたら又電話するね。大丈夫だからね。」
家に着いて主人に説明しながら 電話しました。
会社から帰ってきてシャワーを浴びてたら急に咳き込んで血を吐いたらしい。
結構な量らしく、すぐに掛かり付けの病院に電話して タクシーで病院に向かうよう指示して、
私達もお弁当を置いたまま 病院に向かった。
救急室の待合室でも咳をするたびに、ゴホっと血を吐いていた。
こういう修羅場は何回も経験がある。
私達が今しなくちゃいけないことは、初めての体験で 不安な霧丸を落ち着かせてあげること。
私達は愕いてないよ平気だよ だから 霧丸もいっぱい心配しなくて良いよ。
いっぱい冗談を言って笑いあったり、過去いろんな事があったけど大丈夫だったことなど、
主人と私で交互に話して、少しでも霧丸の不安を取り除いてあげたい。
いな太郎は、入院して原因を突き止める事に。
今回の入院で、良かったなって思ったこと。
今の時点で良かった。
結婚式まで日にちもあっての入院。
ここでしっかり治して、元気で安心の結婚式を挙げて欲しい。
いな太郎の上司の方にお会いできたこと。
遅い時間にも拘わらず駆けつけてくださいました。
前にも書いたけど、会社を辞めたいほどの上司の元から部署が変わり、
今の上司の方は、ずぅ~と いな太郎を見ていてくれて自分の所に引っ張ってくれた。
「本当に良い人なんだよ」 いな太郎から聞かされていた。
本当にその通りで、これから入院でご迷惑をかけるお詫びをしたら、
こちらこそ気づいてあげられずに申し訳ないと言われ恐縮してしまった。
霧丸と近づけたこと。
まだ数回しか会ってない霧丸と緊迫した場面に一緒にいて、霧丸の優しさや不安を垣間みて、
絶対守ってやろうと思った。
上司の方を最寄りの駅までお送りして、
霧丸を自宅に送る前に、遅い夕飯(午前1時)を一緒に食べました。
食欲はどうかな? それとなく見ていたら、ちゃんと完食して一安心でした。
自宅まで送って 「気を付けてね。また明日ね」
「はい ありがとうございました。」 けなげに帰っていく霧丸 大丈夫そうだね。
自宅に着いたら、午前2時でした。
あれ~帰ってきたの あくびをしながらの九太郎にホッとした主人と私でした。