ずくなし

　少し前の話題になってしまうのですが、エコログさんで開催されている「トラックバック大会」のお題で「あなたの好きなお国言葉、方言は？」というのがあったので、これに触発されまして。

　お国言葉とか方言と言われるもの（イントネーションや言い回しも含めて）って、なかなか奥が深くて面白いなぁと思っています。自分も地元を離れるまで、それが他の地域では通用しない言葉だということに気付かなかったケースも多々あったりします。と言うより、自分のしゃべりを「あ、関西弁しゃべっとる」と意識しだした頃から、もうネイティブの関西人じゃなくなってしまったような気がしますね。今となっては関西（神戸＆京都）弁をベースに名古屋弁や松本弁、新潟弁 etc. がごちゃ混ぜ状態だったりします。（一部、北海道での言い回しも混じるかな・・。たまに「内地」とか言っちゃったりするし）

　それはともかく、信州（あるいは甲州や上州方面でも使われている？）の言葉でいたく気に入った言い回しなのが、タイトルに書いた「ずくなし」（あるいは「ずく」という表現）だったりします。意味としては・・・おや、goo辞書にも収録されているようですね。「ずくなし」は根性なしとか甲斐性なし、あるいは気力がない、というようなニュアンスなのです。

　冬の寒い夜。こたつにみかんにTV。そろそろ布団を敷いて眠らなきゃいけないのに、とてもそんな「ずく」がなくって、こたつでまどろんでしまう・・・。そんなシチュエーションに、これほどぴったりな言葉はないなぁと思ってしまいました。

　BLOGを書き始めてそろそろ１ヶ月。狙っていたわけではないけど、一応毎日記事を書けているのは、まだ「ずく」があるってことかや？？


# 追記：この暑い時期に「こたつにみかん」も無いだろう、とは思いましたが、一番馴染むと思って書いてしまいました。空調効き過ぎで冷えていたからかなぁ・・・

トラックバック先：
Beat23@ZuKu-NaShi：『3分間方言講座 その②』（2005-06-23）