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【私の雑記帳】 側にはいつもねこがいる

たわいもない日常の出来事を書いています。
ねこが好きでねこちゃんの事も書いて行きます。

やすらぎ。    たく&はな。

2008年05月11日 14時14分45秒 | ペット

 

 

ママがずっと心を痛めていた事。

たくとはなに託した手紙に書かれていた事。

ふーちゃんとダイゴちゃんは答えました。

 

「ぼく、ちっとも寂しくなかったよママ。」

「ぼくね、夢をみていたんだ。ママとダイちゃんと遊んでいるんだ。」

「そしてね、ぼくが少し疲れた時ママが抱っこしてくれたんだ。」

「ぼく、それからは覚えていない」

 

「ぼくもだよ。お薬飲むの好きじゃないけど、いつもママが抱っこして

くれるからなんでもなかったよ」

「ぼく眠たくなってママを見たとき、ママずっと見ててくれた。」

「ママの抱っこが好きなんだ」

「でも、そのあとは覚えていないよ」

 

ふたりは屈託なく話しました。

眠った後は覚えていない・・・。

そう、その後はもうふたりは天国へと歩いていたのですね。

 

ふーちゃんもダイゴちゃんも

いい思い出を持って

旅立ったのでした。

 

「ママ、ぼくねずっとママを見ているんだよ。」

「ママいつも悲しそうにしていた」

「ぼくのせい?」

「ぼくも。ママに会いたくて見ていたんだ」

「ママの傍にいても、ママちっとも気がついてくれないよ」

「ママの声も聞こえなかったよ」

 

ママは驚きました。

言葉が見つかりませんでした。

「・・・・」

 

「ママ、ぼくママが大好きだよ」

「ぼくも大好き!」

「ママ、笑ってよ!」

「ずっと笑っていてよ」

「うん、それ好き!」

「ママの笑う声大好き!」

 

 

 

ママは気づいたのです。

 

それはふたりが気づかせてくれたのでした。

 

ママの思いは少しだけ

ふたりの思いと違う方向を見ていたのだと。

 

ふたりはママの暖かい愛情に包まれて

それを感じたまま天国へと向かいました。

 

心配を掛けていたのは

ママだったね。

 

 

ふーちゃんもダイちゃんも

いつも

ママのこと見ていてくれたんだね。

 

ママ、ダメだったね。

ふたりを悲しくさせてしまって。

 

ごめんね。

 

「ふーちゃん、ダイちゃん、ありがとう」

「ママね、きっともう大丈夫」

「ごめんね。もう泣かないよ」

 

 

「ほんと?!やったぁ!!」

「やったぁ!!」

 

ママは笑顔です。

半分泣いているような笑顔でした。

 

ふたりは安心したのか

暖かいママの腕に抱かれているように

やがて静かに眠りはじめました。

 

遠いところを一生懸命走ってきたね。

少し疲れたのかな?

 

 

ママはふたりを起こす事はやめました。

 

あの奇跡の羽には制限時間がありましたね。

願いが叶うのは僅かに10分。

 

そうです。もうその時間がすぐそこまで来ていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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