未来の子供に 日本の草花を残そうよ!

日本の草花を残そうよ!~みんなで作る草花図鑑~

次世代に日本の素晴しい草花を残しましょう!

私の仕事:「天神原植物園ササユリの里」 日本固有の植物だけ植栽 /静岡

2007-12-04 17:18:30 | 野草 保護活動
南伊豆町伊浜天神原の標高350メートルの高原に広がる「天神原植物園ササユリの里」は15年前、沼田進園長(72)がオープンさせた。6月中~下旬のササユリをメーンに、日本固有の植物だけを植栽している「こだわり植物園」だ。
沼田さんは16~17歳のころ盆栽いじりを始め、70年代前半の盆栽ブームの時には、現在の植物園の地で盆栽を育て、下田市内で販売していた。ブームが下火となり、同市内で飲食店を経営したこともあるが、若いころからの「植物園」の夢を捨てきれず、20年前から本格的な準備を始めた。
天神原は元々、ササユリ群生の北限地で、季節になると辺り一面、ササユリが咲いたが、植林で絶滅寸前となっていた。「植物園」の夢と、ササユリ復活の意志が重なり、盆栽園跡地を造成。以前に使った肥料がササユリなどの野草に向かず、地面を2メートル前後の深さで掘り返す「天地返し」の作業から始めた。
農道脇にわずかに残るササユリの種を植え、少しずつ数を増やし、現在は「園内3万株」が触れ込み。「実際には数え切れません。4万~5万株はあるでしょう」
ササユリのほか春の桜草、カキツバタ、夏のサギ草、キキョウ、秋のリンドウ、ワレモコウなど真冬を除く野の花、山の花が1500種以上。今も増やし続けている。「たまに外来の花が育つこともある。在来種に悪影響を与えるので、心を鬼にして抜き取ります」と沼田さんは話す。
入園者が「こんな大変な仕事を良くやってくれましたね」「癒やされました。私も花を育てようかな」となど言って帰る。「その笑顔を見たときが一番の幸せ」と、アシスタント役の妻・ヨシコさん(72)と、顔を見合わせニッコリする。【中村隆】
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 ◇天神原植物園ササユリの里
 面積1万平方メートル。園内約500メートルの遊歩道は、野鳥のさえずりが聞こえ、一部高台から太平洋を見下ろす。伊豆急行下田駅から天神原行き東海バス40分。入園料大人700円、子供350円。

毎日新聞

天神原植物園ササユリの里



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はしかんぼく(波志干木)

2007-12-01 14:46:39 | 投稿! 携帯画像


山登りやトレッキングをされる方に、自生する野草を携帯で写して欲しいというお声がけをしているのですが、先週屋久島に行った友人H君が野草の画像を送ってくれました。

「屋久島も秋が深まり、あまり花は咲いてませんでしたが、ひとつだけ道路わきに咲いてたのをお送りします。多分高度800mぐらいの山の道路わきでの写真です。もう一枚のがその時の道路で車を止めて撮ったもので、こんな感じの高度でした。」




この花は「ハシカンボク(波志干木)」と言います。
ノボタン科 ブレディア属
花屋さんでも見かけますが鹿児島・沖縄と限られた場所に自生します。
屋久島ですから、やはりこの花と思われます。

鹿児島県 屋久島 2007 11

ボタンウキクサ(ウオーターレタス)大発生 守山・赤野井湾 分布拡大を懸念

2007-11-13 19:27:28 | 野草 保護活動
特定外来生物に指定されている水草のボタンウキクサ(ウオーターレタス)が滋賀県守山市の琵琶湖岸に繁茂し、一面を緑色に覆っている。旺盛な繁殖力による分布域の拡大で在来種の水草や魚介類への影響も懸念され、環境保全団体や地元漁師らが警戒感を強めている。
同市赤野井町の赤野井湾内に繁茂し、湖岸から沖合までの約50メートルと幅約100メートルにわたる範囲を埋め尽くしている。一帯の植物の観察を続けている同市の特定非営利活動法人「びわこ豊穣(ほうじょう)の郷(さと)」会員の中村一雄さん(68)によると、昨年までは少量の個体群が確認できる程度だったという。
ボタンウキクサはアフリカ原産のサトイモ科の多年草。観賞用に持ち込まれて各地で増殖し、水中酸素濃度や腐食による水質の低下などが問題視されている。環境省は昨年2月に外来生物法の特定外来生物に指定、栽培や譲渡などを禁止した。
豊穣の郷の会員ら約40人はこのほど、現地で群生状況を視察。参加者からは群生範囲の広さに驚きの声が上がった。また、同市の守山漁業協同組合の漁師(46)「今は直接影響ないが、将来、漁場にも広がらないだろうか」と心配する。
水草に詳しい県立大環境科学部の浜端悦治准教授は「冬場に水面上の草が枯れるので、従来は定着しないと考えられていたが、大阪では種子による繁殖例が報告されており、琵琶湖でも分布域の拡大が十分にあり得る」と警告している。
県は今のところ駆除などの繁殖防止策は検討しておらず、推移を見守る構えだ。このほか赤野井湾ではこのボタンウキクサを持ち帰る観光客の姿も目撃されており、県などは注意を呼び掛けている。

京都新聞



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薄で遊ぼう! ふくろう作り!

2007-11-11 15:59:36 | 野の花を使った・・。


この時期、野や山には薄が盛りです。
少し足を伸ばせば、たくさんの黄金色の薄野原に出会えます。
そこで、この薄を使って昔ながらの野草遊びをしてみませんか?

今日のお題は「薄で作るふくろう」です。
是非、作ってみてね♪






まず、よく乾いた薄を用意。
一本を手に取ります。





その穂を反転させて、タコ糸かワイヤーで縛ります。
これがふくろうの「頭部」になります。






その周りに、沢山のススキの穂を添えていきます。
ぐるりとひと回りする料が必要です。
こちらも根元を縛ります。








穂を反転させて、手元で縛ります。
羽の部分が判るよう、左右に隙間を作ります。
こちらも手元で縛ります。








はねた穂を整理します。
余計な部分は鋏でカット・・。






目玉には「南天の実」を使いました。
楊枝かワイヤーで固定します。
どんぐりを使っても可愛いですよ。

これで完成です!

どうですか~簡単でしょう?
みんなで野原に行って、薄を摘んで・・。
その場で作っても楽しいかも・・。

楽しい秋の行楽になること間違い無しです!
お試しあれ!




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絶滅危惧アサザ、つがる市で発見

2007-10-31 15:46:34 | 野草 保護活動
 環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)2類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている植物「アサザ」が、つがる市木造吹原の水田用水路に群生しているのが見つかった。発見した五所川原農林高校の自然科学部のメンバーは「絶滅しないよう大切にしていきたい」と話している。

 アサザはミツガシワ科の植物で湿地や水中に育つ。直径六-十二センチほどの葉を水面に浮かべ、夏に黄色い花を咲かせる。県内では小川原湖や西津軽郡の一部で生育が確認されるだけとなった。

 八月下旬に自然科学部のメンバーが、フィールドワークの一環で現地を調査した時に見つけた。ヒツジグサやマルバオモダカにも似ているが、葉の縁が波打っているなどの特徴があり、顧問の奈良岡隆樹教諭が調べたところアサザと分かった。

 アサザの生えている水路は延長約六百メートルあり、屏風山一帯の砂丘地帯の水を引き入れた水田の排水がさらに流れ込む場所にある。

 年間を通して水が途切れず、水路の改修も長らくなかったために、生き延びたとみられる。周辺の湖沼には、アサザは見られなかった。

 アマチュアの植物研究団体「津軽植物の会」の木村啓会長は「アサザは昔はあちこちに見られたが、四十-五十年前からほとんど見られなくなった。残っているのを見つけたのは奇跡に近く、記録を残して絶滅しないよう考えていかないと」と話す。

東奥日報

あさざの花 画像


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画像掲示板が出来ました!

2007-10-31 15:39:41 | 野草 保護活動
画像掲示板が出来ました。

アドレスはhttp://imbbs6.net4u.org/sr3_bbss.cgi?cat=6872fuwariです。

どなた様もお気軽に投稿くださいね。

のあざみ(野薊)

2007-10-30 19:40:17 | 秋の草花
キク科アザミ属


薊の種類はいろいろあり分類が難しい。
日本だけでも60種類以上あるそうです。


撮影場所 群馬県


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あきのきりんそう(秋の麒麟草)

2007-10-29 18:20:24 | 秋の草花
キク科 アキノキリンソウ属

ベンケイソウ科のキリンソウに似て秋に開花することからこの名が付きました。


撮影場所 群馬県



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つゆくさ(露草)

2007-10-10 17:12:23 | 夏の草花
ツユクサ科ツユクサ属

一日花なので、夕方には萎んでしまいます。
儚いお花ですね。
一年草です。


撮影場所 秩父長瀞


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ぬすびとはぎ(盗人萩)

2007-10-08 18:26:49 | 夏の草花
マメ科 ヌスビトハギ属


実の形を音を忍ばせて歩く「盗人(ヌスビト)」の足跡に見立てた名だそう・・。



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尾瀬ケ原 「草紅葉」見ごろ…ハイカーも思わず歓声

2007-10-07 16:29:23 | 秋の草花




尾瀬国立公園の尾瀬ケ原で、ユリ科のキンコウカやイネ科のヌマガヤなどの草が色づく「草(くさ)紅葉(もみじ)」が見ごろになった。黄土色に染まった湿原に、ハイカーたちも思わず「素晴らしい」と声を上げた。
 好天に恵まれた6日は人出が多く、至仏山(標高2228メートル)や燧ケ岳(ひうちがたけ)(同2346メートル)を背景に写真に納まり、木道沿いの休憩所で弁当を開くなど、それぞれに秋の一日を楽しんでいた。
 樹木の紅葉は、ウルシやナナカマド、レンゲツツジなどが赤や黄に変わってきたが、気温が下がらず、総じて平年より遅れぎみという。【毎日新聞】



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やくしそう(薬師草)

2007-10-05 15:09:06 | 夏の草花
キク科 オニタビラコ属

名前は葉が薬師如来像の光背の形に似ているからと言われています。

和名は薬師草と書きますが、特に薬効は無いようです。


撮影場所 奥多摩 御岳山麓付近


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はえどくそう(蠅毒草)

2007-10-04 18:45:03 | 夏の草花
ハエドクソウ科ハエドクソウ属

根を煎じてハエ取紙に塗ったのが名の由来だそうです。

撮影場所 群馬県 吹割の滝

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あきからまつ(秋唐松)

2007-10-03 19:36:05 | 秋の草花
キンポウゲ科カラマツソウ属

秋に咲く唐松草の意です。

撮影場所 群馬県


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岩木山登山道にコマクサ、除去へ

2007-10-03 14:02:32 | 野草 保護活動
岩木山の登山道沿いで、本県には本来自生しないとされる「コマクサ」が二〇〇五年に見つかり、県自然保護課と自然保護団体「岩木山を考える会」が三年間にわたり調査した結果、「人為的に植えられた可能性が高い」ことが分かった。同課は除去する方針を固めたが、「固有の生態系を守るためだが、除去には慎重な調査が必要。専門家の意見を聞き、別の山から持ち込まれたと断定し、関係者の合意形成を経てから除去したい」と話している。

コマクサはケシ科の多年草で、高山帯の砂れき地に生育。夏に長さ二センチほどのピンクの花を咲かせる。つぼみが馬の顔に似ていることから名付けられ、北海道と本州北・中部に分布するが、本県では自生していないとされている。

調査に立ち会った環境省自然公園指導員で岩木山を考える会の三浦章男事務局長によると二〇〇五年、同会がコマクサの生育を県に通報。発見当時は一株だけだったが、年々点在面積を広げ、現在は約二メートル四方に広がり、こぼれた種から周囲に新芽も芽生え始めている状況だという。

調査の結果、(1)過去に岩木山に自生していたという記録がない(2)生育地が登山道に比較的近く、今になって初めて見つかったということは考えにくい-として、人為的に植えられた可能性が高いと判断した。

 県自然保護課の矢田茂課長は「コマクサの岩木山への自生については過去にも記録がない。本来の自然を守る上では、他地域からの持ち込みは自然に反する行為」と指摘、三浦事務局長は「固有の生態系を破壊する可能性がある以上、除去は妥当な判断。しかし花をめでる人の感情も尊重して、合意形成を図れるよう、県と協力してやっていきたい」と話している。


2007年8月23日(木) 東奥日報