心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

年は明けても、明けない夜(世)がつづく、

2015-01-05 17:00:15 | 現代日本および世界

こんにちは、のほせんです。

年が明けましたが、みなさんお変わりありませんか?

とてもおめでたきこの世に一句、 字あまりにてささげます・・

-- 明けぬ夜に とこしえ(永久)に おおわれて このくには --

正月早々、お粗末さまで。

それではついでの座興に、

お口直しの「わんにゃん新春バトル」でも見物していってくださいませ。
--
(どら)・ 「ゴンタ、正月の晴れ着かい?」

(ゴンタ)・「うるせーな」

(どら)・ 「犬がヒョウ柄ルックかい?」

(ゴンタ)・「おれも好きでこんな格好してるんじゃねえ。
      飼い主のオカンがスーパーで買ってきたんだからしょうがないじゃん、
      笑うんじゃねえ!」

(どら)・ 「いや、おまえさん。ネコ科のオネエになったんかと。」

(ゴンタ)・「うるせー、もうドッグフード分けてやんねえぞ。」

(どら)・ 「ごめんごめん、それだけはかんべん。 ノラ猫姐さんをお見捨てなく。」

(ゴンタ)・「しかし、おれのめしはまだ変わんないけど、
      近頃じゃ、オカンの年金も目減りがひどくて、暖房も昼間はつけないんだから!
      いっぱい着込んで冷めたコタツにもぐってるじぇ。」

(どら)・ 「そうかい、それでもホームレスのとこよりましだよ。
      夜はそこの親父の汚ねえ布団の隅っこで一宿の恩義にあずかってんだけど、きついよ。」

(ゴンタ)・「聞いてるだけで風邪引きそうだな。
      あんなとこに寝てないで、生活保護をとったらいいのになあ?」

(どら)・ 「だろう? なんでしないのかわかんねえニャン。」

(ゴンタ)・「ヤクバってとこが、窓を閉めてんじゃねーの?」 

(どら)・ 「あたいの知ってるチケット屋に雇われてるオヤジも、
      生活保護手当てにくらべて稼ぎがおっつかないって言ってこぼしてるよ。」

(ゴンタ)・「アベノミックチュで景気がいいそうだから、
      どんどん手当てを厚くしたらいいワン。」

(どら)・ 「ノラ手当ても欲しいニャン。」

(ゴンタ)・「ノラでも犬はあかん。うっかりすると、保健所行きの殺処分や。」

(どら)・ 「そうすると、将軍綱吉はエラかったなー。お犬様猫様やー、どや。」

(ゴンタ)・「江戸時代はほんまによかったなー。
      人間様も借金チャラの徳政令(棄捐令)があったし。
      チャラになったらやり直しもできるちゅーもんや」

(どら)・ 「ほんまほんま、明治維新をおこした悪党の性格がそのまま
      明治の人間を荒んだものに変えてしもうた。
      おまけに貧乏人まで帝国ニッポンなんぞと旗ふって、狂ってしもうたニャン。」

(ゴンタ)・「夏目漱石の我輩の猫が文明明治以降の日本人の心の閉塞を暗示してましたワン。」

(どら)・ 「ゴンタおまえさん、ワン公のくせに「猫」を読んだのかい?」

(ゴンタ)・「ああ見えて、オカンが読書家なんで、
      おいらも退屈しのぎにつきあってんだワン。
      どら、おまえもどうだい?」

(どら)。 「読んでもいいけど、ヒョウ柄にされるのはごめんだニャン。」・・・

-- 漱石の明治・近代日本にたいする憂鬱とは、

縄文以来のこの国の普遍性であった精神の母型を喪失した哀しみであったのではないか。・・・

-- “ ヘーゲルが旧世界として文明史的に無視した世界は、

内在の精神史からは人類の原型にゆきつく特性を象徴していると、かんがえることができる。

そこでは天然は自生物の音響によって語り、植物や動物も言葉をもっていて、人語に響いてくる。

そういう認知は迷信や錯覚ではない仕方で、人間が天然や自然の本性のところまで下りてゆくことができる深層をしめしている。・・

わたしたちは現在、内在の精神世界として人類の母型を、どこまでも深層へ掘り下げられるかを問われている。” --
( 吉本隆明 「アフリカ的段階についてⅠ」より抜粋)
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