(-- 神を造るほかなかった人間の切実さとは無縁の、安直なキリスト再臨妄想 --)
こんにちは、のほせんです。
ひと雨ごとに、紅葉に近づいているように感じていますが、
みなさんは、いかがおすごしでしょうか?
御嶽山上の不明者を置き去りにしたたまま、自衛隊まで撤収となりました。
御用マスメディアのお疲れさまキャンペーンで済ませてよいのか?
なんとも不甲斐ない・・・
さて今回は、
「ブッシュを信奉したキリスト教原理主義のアメリカ国民」というタイトルです。
ブッシュとは第43代米国大統領ジョージ・W・ブッシュのことであり、
大阪府や市の長が執心する「とんでも教育改革」(=学力テスト信仰)のネタ元である、
「落ちこぼれを作らないための初等中等教育法」(2002年通称:落ちこぼれゼロ法)にサインをした人物でもある。
すでに今日の英国、米国ではこの「教育改革」の失敗があきらかになっているというのに、
だれの入れ知恵か、一周遅れどころか、すっかり傷んでしまっているものを
いまさら独創的アイデアのように「学力向上」「民営化」の念仏を得意気に唱える姿は
尋常ではなく可笑しく、また 恥ずかしい。・・
まあ、それはともかく、
ありもしない大量破壊兵器保有の濡れ衣をきせてイラクを侵略したブッシュ大統領だったが、
そのかれを信奉する少年少女たちがいたというのである。
2006年に、
「ジーザズ・キャンプ~アメリカを動かすキリスト教原理主義」というドキュメンタリーが公開されている。
キリスト教福音宣教会が主催した子どもをターゲットにしたサマーキャンプであった。
(たぶん、この団体は世界ではカルト教団とみなされているものとおなじかと?)
そこでは、
子どもたちを煽情して高揚させることに長けている女性指導者のマインドコントロールにしたがうように、
「イエスの名の下に 神の言葉を語ります。アーメン!」と
真顔で歌うようにくりかえす子どもたちができあがっていく。
( 主に直接語りかけることで、密着による憑依状態に近づく。)
科学や唯物弁証法を否定して、聖書の「神による天地創造」の歴史観に立つため、
子どもたちは自宅学習することになり、
「人間は二種類。イエスを愛する者と、それ以外の人たちよ」 と、断じられ、
「今こそ主の栄光が世界を覆う時! 主は再臨する! 子どもたちに信仰のこころを!」と叫ぶことになる。
-- ブッシュは「神の名において」戦争を始めた。-- 唐突に、指導者が政治的発言をしだす。
おそらく最初から、これが意図されたプロパガンダの言葉だったのかもしれない。
( まったく150年前の「インディアン絶滅キャンペーン」とそれにつづいた大虐殺の頃から米国白人は変わっていない。)
なにせ、ブッシュはキリスト教メソジスト派の熱心な信者であるから、
アラブの邪教徒たちを殺戮するヒーローと映るのだ。
熱狂的なキリスト教原理主義信者たちにとっては、神の子による神の裁きだとおもえるのだろう。
じっさいにブッシュは、
キリスト教原理主義リーダーのジェリー・フォルウェル牧師とは毎週月曜日に面会していたといわれている。・・・
大本教祖の出口なおのように、生き死にの間で神懸かるほかない鬼気迫る切実さとは無縁の、
いかにも底が浅い、はやりのワークショップのような、この宗派の安直なキリスト再臨妄想だが、
むしろアメリカでは、それを欲求するほかない人たちが多数にのぼる時代になったとみるべきだろう。
このうえなく恣意的かつ排他的で、安直なキリスト再臨妄想をかかげた新興宗派の台頭は
米国の 「新たな時代の病理、危機」を
アメリカ国民として如実に反映しているということであろう。・・・
省みて、日本の国民はいま、
どのように「新たな時代の病理、危機」をあらわしているだろうか?
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本物のアメリカ人はハンパなしに、
イカれた人らがゾンビみたくウジャウジャいるみたい。
今のトランプ信者もブッシュ世代と何もかわんねー、イカれた大衆じやねー!