今夜は 脳内散歩
神道 かんながらのみちと和語では言う
中国「易経」に言う 後に 神道と漢語化されたが 言葉は同じ文字だが 中国の神道とは全くの別の概念である
大地自然 森羅万象 人の生死を 不滅の魂の現れとして 尊敬畏敬し 自分たちと共に歩んでくれるものとする
万物に霊性を見るのだから多神教とも言えるし 根源は一つの魂と考えるから一神教とも言える
縄文時代の 精霊信仰 祖先崇拝が弥生と混合し 古墳期に今の神道の原型が出来上がったらしい
列島で育った 生活や歴史の変遷動乱の中から自然発生した 日本独自の宗教概念と言える
北ドイツ人のヤヌワリオ神父に抱っこされた写真を見る
その神父に ボナヴェントラと洗礼名をつけてもらった と 親は言う
記憶はしているが カトリックを捨てたのは小学６年生の頃だった
信仰の 選民思想が何か抵抗があった その頃は感覚だけだった
この年になると この神道のゆるさがいいと思うようになった
カトリック キリスト 仏教 イスラム教など 否定せず かんながらのみちは どれで辿ってもいいですよ と
人が作り出した 論理概念 哲学を否定せず ま よかったら どぞ の緩さ
神道以外の宗教は 基本的に個人救済である
神道は 個人も含むが 集団 国 或いは人間そのものの あるべきものの 是認 許容である
神道に至る前段階に 人道がある
人道とは
浄く 正しく 明るく 真直ぐに それだけだ
あっけないほど 単純素朴で しかしそのようにふるまうのは半端な努力では難しい
散歩に出かけて 神社をお参りし 賽銭を投げ 家内安全を祈る
もちろん なんも期待していない
そのような行為をする自分に 何らかの 満足感を感じているのだろうが
それも どうでもよく いい雰囲気だな とか 銀杏の木がいいなとか 石階段急だな息が切れるとか
どうでもいいのが安まる
もし神社が無く 寺や教会だけしかないのであれば きっと疲れるだろう
入っていいのかな？とか 入場料いくらかかな？ とか
神社で 拝観料取られたことないし
昔 朱印を押してもらうのが目的で寺巡りをしたが
ある寺で 注意を受けたことがある
遍路は朱印集めの遊びではありません 本当に困って願をかける人に失礼です と
なんか 違うように思った
もちろん 言ってることに一理はあるが
宗教に一徹な人の頑なさを感じたのも事実である
自分の信条以外の人を否定する狭さを感じた
善悪含めて許容する
これはかなり高度の精神性を必要とするのではないだろうか？
反発し 持論を強要するのは誰にでも出来るが
受け入れる心の広さを 獲得するのはかなり難しい
神道の御神体は 神の憑代で 神そのもではない
神道の神は ある意味で 抽象概念である
在りてあるものであり 無くて無いものでもある
少し勉強してみよう と 思う
