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AB19450916VIRGO
 

川越 何度目だろう

2013-02-03 21:10:47 | 散歩

昨日は暖かい日で 出かけた時はそうでもなかったが
昼には 上着を脱いでしまった
4月並みの気温らしかった
中国からのPM2.5? そんな事はあるまいが
プラスチックの焼けるような匂いがかすかに 気のせいだろう

最近電車に乗って外の風景を見たり
文庫本を広げて活字を追いながら 時々乗客の風景を見て
見知らぬ人々がいて 無関心でありながら 他人にさりげなく視線を送る人がいて
そんな雰囲気が好みでもある

電車の中で 以前は気づかなかったが
じじいになってわかったのは 女性の視線だ
かなり視野が広いようだ
まっすぐ前を見ているようで 
目を伏せているようで
その視野範囲は180度近い
目的物に視線合わせずして きちんと対象物を認識している
驚嘆すべき能力である
じじいは対象外であるので
彼らにとってそのへんに落ちている石ころなので 関心を持たれない故 それがよく見える
知らなかった 女性は人と物にだけ関心を払う人々である
自分は人に関心を持たない人間であるので
関心を持とうと努力はしたが
客観的に風景を眺める方が心地よい

それは一つの収穫ではあるが
一つの風景として 眺める

駅を降りると人が溢れていた
観光地化が悪いとは思わない
人は見知らぬこと 見知らぬ風景の為に金を使う
本と同じに 見知らぬ事を知りたがるのは 人の本能のよう
歴史的知的遺産は十分産業になりうると思う

この街も面白い
来るたびに新しいものが見える
博物館 川越城 バスで巡り 札の辻で降り 稲荷横町 いや稲荷小路に入る

民家を改造して蕎麦屋を始めたのだろうか
この横町からスカラ座に至る道には興味を引く食い物屋が連なる

悠々庵 お店の名前だ
http://wwwb.jnc.ne.jp/yuyuan/zen/index.html
誰もいず 玄関がある
靴を脱ぎ 左へ行くと客の声が聞こえた

二人です

こちらへどうぞ

多分縁側だった場所だろう
日差しが柔らかく 足元にはムートンが敷いてある



悠々小膳1575円を注文し 足をゆったりさせ外を見る
普通の家庭の庭 作りも一般家庭風で 落ち着く
最近蕎麦に外れたことがない
蕎麦はもちろんおいしかったが アナゴの天麩羅がおいしかった

何気ない平凡な日が一番いい

仕事で精神が疲弊しているので
だから いい と思うのかな
緊張が続いているから
このゆったりの瞬間がありがたいと思うのだろうか
定かではない

おいしい蕎麦だった

 


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