テレビでも宣伝して話題になっている京都「南座」で行われている『小笠原騒動』を観劇してきました。
お家騒動を題材に実際に起こったものを書き下ろした通し狂言です。
中村橋之助を筆頭に、愛之助、勘太郎、七之助の四人が挑戦する若さ溢れた舞台で、水車小屋の元水を使った立ち廻りが迫力と話題を呼んでいます。
本来なら敵同士の二人なのだが(橋之助と勘太郎)楽しそうに水遊びをしているように私には見え、迫力に欠けていたように思えましたが、客席は大いに受けていました。
役者がそれぞれ二役を演じていましたが、よく観ないと「あれ?」っとややこしくなる時もあり、それぞれ役者の見所が作ってあって楽しめました。
花道のはしごを使った立ち回りは迫力がありました。
比較的大向こうも無く静かな舞台でしたね。客席も空席が目立ったのは、世間で言われているインフルエンザの影響かしら?
電車の中も”口先おんな”らしい(マスク)人ばっかりで異様な感じがしました。
早くこの光景が無くならないかな思うこの頃です。(私ってひんしゅく者?かな)
他に中村壱太郎、市村萬次郎、上村吉弥が舞台に花を添えていました。