母校(大阪樟蔭学園)で行われると言う事で気軽に参加し始めオプションを入れて3回目の古典芸術への講座に出かける。
今日は、「長唄と舞踊」の関係を劇場さながらの雰囲気で受けた。
先ずは、着到(ちゃくとう)が鳴ると背筋が伸びる。
そして長唄のルーツの説明や歌舞伎との関係、四季を唄った曲等が杵屋寛次郎師(長唄三味線演奏家)によって説明があり、三味線、唄、鳴物の演奏を聴く。
耳慣れた長唄の曲ばかりだったが、関東と関西の”雪”の音の違いを鳴物で表したのを聴くと「なるほど~」と、照明を消し笛や太鼓で「ひゅ~どろどろ~」となれば何となく涼しくなったり(因みに関東は粉雪の様で関西は牡丹雪の様な違いがある)
何時もは気にしないでいたのが色々な発見があって、とても楽しく勉強が出来た。
そして、丹頂鶴が月光の中で遊ぶ絵からヒントを得てご祝儀の曲らしく上品で、穏やかな「島の千歳」の踊りを観て終演となる。終演後砂切(しゃぎり)・打ち出しが入りお開きになる。
★ 着到とは開演15分前に演奏される(鳴物)
★ 砂切とは俗に<追い出し>とも言われ大太鼓が「出てけ、々」と聞こえるように
打つ。