【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(89)
6月の思い出
ピンクや青や紫の玉のような花の紫陽花が咲き誇る。白い花びらで、甘い香りのクチナシの花も、6月の梅雨空の中で映えている。
6月14日は母の命日であった。もう、50回忌の法要も四半世紀も前に終えている。その母がどんな人だったのかは、私自身は記憶にないのだが、法事の席で出る母の話から、その人柄を想像したものだ . . . 本文を読む
【連載】呑んで喰って、また呑んで(52)
「楽宮」のオモロイ日本人たち④
●タイ・アランヤプラテート
山本徳造 (本ブログ編集人)
「ここはアジアなのに、日本人のボランティアがいないのは寂しいわね」 カンボジア国境のアランヤプラテートからバンコクに戻るバスの中で、犬養さんがつぶやいた。1979年12月のことである。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) . . . 本文を読む