久しぶりにチームのブログにレースレポートを書いたので
こちらにも転載をば。
7月16日(日)
前週の平日はずっと天気予報をチェックしていたが、
通常の天気予報も、windfinderの予報も、午前中は2~4ノット、
午後も6~8ノットと、ずっと微風予報だったので、
軽風(ほぼ無風)を得意とするハヤブサチームとしては、
タイムリミットにならなければなんとかなるかなーと思いつつ、
朝7時に浦安マリーナに集合した。
今回もオーナーはレースを取り仕切る立場だったので、
今回は以下のメンバーで参加。
バウ:Y川さん
トリマー:バラ君
ランナー兼トリマー:T山さん
メイン:H田さん
ヘルム:わたくし
そよそよと意外に風があるなーと思いつつ、
軽風のリグセッティングを行い、不要なセールを降ろして軽量化させて7時半くらいに出艇。
鏡のような海面を想像していたが、4ノット程度は吹いており、
特に風が無くなる気配はない。レース海面には少し早めについたので
浦安沖のスタートラインを上から下からチェックしつつ、
Aグループ、Bグループのスタートをやり過ごす。
何艇かはリコールもありつつ、比較的綺麗にスタートしていく。
これまでのスバル座カップのレース展開の経験と、
当日の風予報、東京湾の風の入り方を考慮し、
南風の場合は横浜寄りが有利ではないかという予想で、
スタートは上側から出ようかとチームで話しつつマニューバリングする。
今年のハヤブサチームは、スタートのやり方を若干変えている。
TBCレースであれ、TYCレースであれ、一番の小型艇なので、
中型艇大型艇が出来ない、ディンギー仕込みのスタートを心がけている。
今回は右側海面を使いたかったので、本部艇の上側のデンジャラス一歩手前で
ギリギリまでウェイティングして、同じく上イチを狙っていた横浜のFelix艇を先行させて、
本部艇とFelix艇の間の隙間にバウを入れて、上イチでスタート成功。
風は6ノット程度。ライトミディアムのジブをあげて若干ヒールする程度。
スタートからしばらくはFelix艇と同じくらいのポテンシャルだったが、
僕らが上側だったことと、おそらく上に振れてくるだろうと予測し、
ピンチングモードで角度を取って走る。
思った通り、スターボードで170度程度だったヘディング角度が
だんだんと180度、190度と上がってくる。
ヘルムスとしては下側にずっとライバル艇がいるっていうのは結構気が散りやすいが
風のシフト的になんとかなると信じて艇を滑らせる。
そのあたりで、スタート時にはいなかった、海洋冒険家の白石康次郎氏の
Spirit Of Yukoh艇が物凄いスピードで下突破していった。
そのままジリジリとロングのスターボードタックで走り続け、
10時半頃に海ほたる手前のマークまでイーブンとなったので、
タックして横浜側に出す。この時点で同クラスの中では一番横浜寄りを走っている。
横浜寄りを走りつつ、回航マークを目指して走っていると、
これまでマークしていなかった同クラスのピンクのフラッグを揚げている艇が
左(千葉より)海面より現れる。Felix艇よりも先行しているようだ。
11時10分くらいに海ほたる手前のマークを通過。
そのままの順位で、海ほたるを11時40分くらいに通過。
その時点で同クラスのピンクの船とは7~8艇身程度、
Felix艇とは12艇身程度。僕らの船はスピンが小さいので、
この艇差だとここからのフリーで抜かされる可能性が高い。
海ほたるを通過した時点でジャイブし、スピンを上げたが、なんとここでトラブル発生。
スピンの艤装が間違っており、ジブと干渉して上手く張れない。
Y川さん、H田さんの二人がかりでスピンを付け替えて、3分遅れくらいでスピンアップ。
だんだんと風速は上がってきており、12~15ノット程度は吹いている様子。
とりあえず、回航マークまでは大人しく最短距離を走る。
回航マークを12時過ぎに通過。後続の艇は若干近づいている気がする。
ずっと気にしていたFelix艇については、若干離しているようだったので、
レーティングを考えると何とか勝てそうだ。
後続の艇は同クラスのBlackBird艇で、Felix艇と同じレーティングみたい。
それであれば、もし負けたとしても5分以内くらいにフィニッシュすれば修正で勝てそうだ。
ヘルムの僕がいろいろと考えているときに、メインのH田さんが一言、
「男は黙ってファーストホーム」
なるほど・・・・!!
レーティングがどうとか小さいことを考える前に、
小さい船は誰よりも早くフィニッシュすれば良いのか・・・!!
格言いただきました。
幸いに、うねりもそこそこあったので、
通常の艇速プラスで、サーフィングで若干加速させて、
ジリジリと落とすことを繰り返して、少しずつ距離を詰められつつも
なんとか同じくらいの艇速をキープして走り続ける。
通常6ノット程度のランニングが、
うまく波に乗せてやることで、8ノットまで加速し、
キールを鳴らせつつぐいぐい走っていく。
そこから1時間は意地でも波に乗せてやろうと
パンピングやらウーチングやらをやりつつ、
26フィートのBlackBirdに負けてたまるかと走り続ける。
後半は抜きつ抜かれつでギリギリフィニッシュ直前まで
並んだ位置で走っていたのだが、最後フィニッシュ直前の30メートルで
良い波に乗れずに、結局3秒差でファーストホームを逃してしまった。。。。
しかし、これだけ長い距離でサーフィングできたのも久しぶりだったし、
格上の艇とここまで互角に走れたのも初めてだったので
非常に楽しいレースだった。
結果としては、レースクラスⅤでぶっちぎりの優勝で、
かつCグループでも総合優勝、
スバル座カップ3連覇と申し分のない結果でした。

他のクラスでも、Aグループの総合がnaonao carerraS
Bグループがツルギスピリット、Cグループがハヤブサと
浦安マリーナが全クラス独占という素晴らしい結果でした。
出来すぎですね。
個人的には、ずっと意識していたスタートが本番でもできた点と、
フリーでレーティングが上の艇とある程度対等に走れたのが非常に良かったです。
この勢いで、9月の全日本にむけても頑張りましょう。
こちらにも転載をば。
7月16日(日)
前週の平日はずっと天気予報をチェックしていたが、
通常の天気予報も、windfinderの予報も、午前中は2~4ノット、
午後も6~8ノットと、ずっと微風予報だったので、
軽風(ほぼ無風)を得意とするハヤブサチームとしては、
タイムリミットにならなければなんとかなるかなーと思いつつ、
朝7時に浦安マリーナに集合した。
今回もオーナーはレースを取り仕切る立場だったので、
今回は以下のメンバーで参加。
バウ:Y川さん
トリマー:バラ君
ランナー兼トリマー:T山さん
メイン:H田さん
ヘルム:わたくし
そよそよと意外に風があるなーと思いつつ、
軽風のリグセッティングを行い、不要なセールを降ろして軽量化させて7時半くらいに出艇。
鏡のような海面を想像していたが、4ノット程度は吹いており、
特に風が無くなる気配はない。レース海面には少し早めについたので
浦安沖のスタートラインを上から下からチェックしつつ、
Aグループ、Bグループのスタートをやり過ごす。
何艇かはリコールもありつつ、比較的綺麗にスタートしていく。
これまでのスバル座カップのレース展開の経験と、
当日の風予報、東京湾の風の入り方を考慮し、
南風の場合は横浜寄りが有利ではないかという予想で、
スタートは上側から出ようかとチームで話しつつマニューバリングする。
今年のハヤブサチームは、スタートのやり方を若干変えている。
TBCレースであれ、TYCレースであれ、一番の小型艇なので、
中型艇大型艇が出来ない、ディンギー仕込みのスタートを心がけている。
今回は右側海面を使いたかったので、本部艇の上側のデンジャラス一歩手前で
ギリギリまでウェイティングして、同じく上イチを狙っていた横浜のFelix艇を先行させて、
本部艇とFelix艇の間の隙間にバウを入れて、上イチでスタート成功。
風は6ノット程度。ライトミディアムのジブをあげて若干ヒールする程度。
スタートからしばらくはFelix艇と同じくらいのポテンシャルだったが、
僕らが上側だったことと、おそらく上に振れてくるだろうと予測し、
ピンチングモードで角度を取って走る。
思った通り、スターボードで170度程度だったヘディング角度が
だんだんと180度、190度と上がってくる。
ヘルムスとしては下側にずっとライバル艇がいるっていうのは結構気が散りやすいが
風のシフト的になんとかなると信じて艇を滑らせる。
そのあたりで、スタート時にはいなかった、海洋冒険家の白石康次郎氏の
Spirit Of Yukoh艇が物凄いスピードで下突破していった。
そのままジリジリとロングのスターボードタックで走り続け、
10時半頃に海ほたる手前のマークまでイーブンとなったので、
タックして横浜側に出す。この時点で同クラスの中では一番横浜寄りを走っている。
横浜寄りを走りつつ、回航マークを目指して走っていると、
これまでマークしていなかった同クラスのピンクのフラッグを揚げている艇が
左(千葉より)海面より現れる。Felix艇よりも先行しているようだ。
11時10分くらいに海ほたる手前のマークを通過。
そのままの順位で、海ほたるを11時40分くらいに通過。
その時点で同クラスのピンクの船とは7~8艇身程度、
Felix艇とは12艇身程度。僕らの船はスピンが小さいので、
この艇差だとここからのフリーで抜かされる可能性が高い。
海ほたるを通過した時点でジャイブし、スピンを上げたが、なんとここでトラブル発生。
スピンの艤装が間違っており、ジブと干渉して上手く張れない。
Y川さん、H田さんの二人がかりでスピンを付け替えて、3分遅れくらいでスピンアップ。
だんだんと風速は上がってきており、12~15ノット程度は吹いている様子。
とりあえず、回航マークまでは大人しく最短距離を走る。
回航マークを12時過ぎに通過。後続の艇は若干近づいている気がする。
ずっと気にしていたFelix艇については、若干離しているようだったので、
レーティングを考えると何とか勝てそうだ。
後続の艇は同クラスのBlackBird艇で、Felix艇と同じレーティングみたい。
それであれば、もし負けたとしても5分以内くらいにフィニッシュすれば修正で勝てそうだ。
ヘルムの僕がいろいろと考えているときに、メインのH田さんが一言、
「男は黙ってファーストホーム」
なるほど・・・・!!
レーティングがどうとか小さいことを考える前に、
小さい船は誰よりも早くフィニッシュすれば良いのか・・・!!
格言いただきました。
幸いに、うねりもそこそこあったので、
通常の艇速プラスで、サーフィングで若干加速させて、
ジリジリと落とすことを繰り返して、少しずつ距離を詰められつつも
なんとか同じくらいの艇速をキープして走り続ける。
通常6ノット程度のランニングが、
うまく波に乗せてやることで、8ノットまで加速し、
キールを鳴らせつつぐいぐい走っていく。
そこから1時間は意地でも波に乗せてやろうと
パンピングやらウーチングやらをやりつつ、
26フィートのBlackBirdに負けてたまるかと走り続ける。
後半は抜きつ抜かれつでギリギリフィニッシュ直前まで
並んだ位置で走っていたのだが、最後フィニッシュ直前の30メートルで
良い波に乗れずに、結局3秒差でファーストホームを逃してしまった。。。。
しかし、これだけ長い距離でサーフィングできたのも久しぶりだったし、
格上の艇とここまで互角に走れたのも初めてだったので
非常に楽しいレースだった。
結果としては、レースクラスⅤでぶっちぎりの優勝で、
かつCグループでも総合優勝、
スバル座カップ3連覇と申し分のない結果でした。

他のクラスでも、Aグループの総合がnaonao carerraS
Bグループがツルギスピリット、Cグループがハヤブサと
浦安マリーナが全クラス独占という素晴らしい結果でした。
出来すぎですね。
個人的には、ずっと意識していたスタートが本番でもできた点と、
フリーでレーティングが上の艇とある程度対等に走れたのが非常に良かったです。
この勢いで、9月の全日本にむけても頑張りましょう。