『君たちはどう生きるか』面白かったなあ。
宮崎駿監督の映画じゃないよ。
小林よしのり先生の独演会だ。
近頃のジャニーズ問題からは「人権」と「文化」という言葉から語りだした。
この2つの言葉を抜き出して、あなたならどちらを選ぶかという問いが鮮やかでさ。
ごちゃごちゃした問題を考える時のヒントを教えてもらったと思う。
僕にとって「人権」というのはよく分からない言葉なんだよね。
「搾取」と同じぐらいよく分からない。
でも「文化」は身の回りに満ち溢れてるし、その中で育ってきたという実感はあるのでね。
あまり考えずに文化を選ぶ生き方をしてきたんじゃないかと思ったな。
あと、「父殺し」の話が印象に残った。
小林先生のところは凄まじかったようですが、うちはそれ程でもないんじゃないかな。
記憶にはないんだけど、幼少の頃に泣き止まない僕を、父が押入れに閉じ込めたそうでね。
僕がそれを理不尽に感じたのか、父親に突っかかっていったそうですよ。
両手を腰にあてて「パパやっか!パパやっか!」と言いながらね。
まあ、それはいいんだけど。
父ももう少しで90歳ですからね。
いろいろ難しい年頃になってきてますよ。
一応何があってもいいように心の準備はしてますが、できれば最後はもめ事もなく終れたらいいなあ。
なんてことを思いながら、あっという間の3時間の独演会を味わいました。
3時間やで。
また繰り返して聴こうと思う。