10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

バラ色の定年後生活って

2019年08月29日 15時43分15秒 | こんなことをした、こんなことを考えた
令和元年8月29日

やっと晴れ間が出た。
急遽、朝から、洗濯、掃除に切り替える。
こういう天気に合わせて家事ができる時、仕事を辞めたメリットを感じる。


今年6月の「老後2000万円」問題が騒がれたが、選挙が終わって少し経ったので、こういう発表が出てきた。


将来あなたの年金はいくらに? 5年に1度の「財務検証」から判明した年金支給額試算


そもそも、2000万円問題は、金融庁が英断で「日本の皆さんも投資を」ときっかけづくりにアナウンスしたものが、政治家に歪められて年金不足だけがクローズアップされてしまった。

で、今回の財務検証も、データをいいように解釈して、国民の不満を何とか軟着陸させようとする説明が多数見られた。

一体、どれだけの人が年金だけで暮らせると考えているのだろうか。(退職金潤沢+かなりもらっている現年金受給の高齢者の人は除く)
もしそうなら、相当制度や状況に無頓着な人だ。

私なんか、30年くらい前に、職場の上司や同僚に、年金制度を脱退して、その分貯蓄に回したい、と言っていた。
若いころから、将来年金は減らされるか出ないと考えていたので、バラ色の引退年金生活、など絵空事と思っていた。(疑り深いのだ。( ̄ー ̄))
だから、何をいまさら、だし、多くの人も多分、口には出さないが、うすうす自覚していたと思う。


そもそも、1億総活躍社会とか、子供を産んでとかいう政治家の発言は、自分たちは(高額の待遇面の)自助努力はせず、財政問題を先延ばしし、年金の掛け金は納めさせつつ支給は減額かつ遅らせるため国民を働かせるだけ働かせ、納税者増員のために人口を増やしたい、といった福祉なし、納付ありき、のやり方はもうずいぶん前から始まっていたはず。

要するに、国は国民のことなど真に考えていないだろう。
最近の聞く耳持たない、反省しない、やりたい放題の政治家が、国を動かしているのだから。
でも、今は日本だけではない。
自国民はおろか、世界平和を願って行動していると思われる国のトップは、どこかにいるのだろうか。


私は、プチア-リーリタイアして、なぜ辞めたかを書こうと思っていたが、いざ辞めると書きたくなくなった。
それは、私が毎日見ているアーリーリタイアした有名ブロガーの記事が、辞める前と後では違って見えるようになったからだ。
その人は、(大げさでなく自分と比べて)かなりラッキーな状況や環境にいることが、記事から見えるようになったから。
勿論、その人なりに準備をしていたことは認めるが、私とは天国と地獄の差。
つまり、この手の話は個人の置かれた状況に違いがあり、それにより大きな差が生じるから、そんな身の上話を書いても、役に立たないか誤解されるだけだと感じたからだ。



(今日はほんの少しだけ、解禁とするが)
今の国からすれば、私のような、60未満で仕事を辞め、もう働かない道を歩んでいるようなおひとりさまは、多分「非国民」だろう。
私は、春までは、再雇用は希望しないが、もう少し働く気ではいた。
ただ、その前に組織の処遇に対する不満やこんな組織で働きたくない、との考えをお金より優先して、辞める選択をした。
結果、現在は無職、無収入で、おまけに中途半端な時期に辞めたから、退職金減額、公的負担金を来年までに百万以上払え、と言う状況になっている。

まぁ、自分で選択したのだから、自己責任と考えれば、やむを得ない。
それに、この先住んでいる市内から外に出ることはほぼない、外食しない3食自炊、物は今の持ち物だけで増やさない(消費行動は食料品主体)、という禁欲生活で生きて行くことに決めたからでもある。(だって無収入だもん。(#^^#))

私の場合は更に、プロフにあるように、一人の生活に慣れている。
したがって、社会的接点が全く無くなった今、日々人との会話はほぼない状況になった。
言い換えると、口から言葉を発する日がほとんどなくなった。
ひきこもり、ではないよ。
毎日運動を兼ねて、スーパーへ安売りの食材を見に行くから。(^-^;)
まぁ、普通?の人には耐えられないような生活かもしれないけど、これで今後やっていけば何とかなるかも、と家計の算段ができたからのプチアーリーリタイアでもある。
(ねっ、参考にならないでしょ。)

ちなみに、その計算の過程で、ねんきん定期便に記載されている将来の年金支給額の数割はないものと試算もした。
で、冒頭の「財務検証」につながるわけだ。
(要は私の算段が証明された形。)


色々な意味で、もう自分を守るのは自分しかいない、世の中になっている。
(あおり運転対抗のための車載カメラもある意味そう。)
年金に限らず、被災地のその後など、周りには顕著な例は沢山ある。
いざと言う時、国は、何もしてくれませんよ。

先を見据えたお金の対処は、個人で学び、早めに計画を立てておく方がいい。
お金は必要以上に持つことはないが、なければ選択肢は狭まる。
そして、もし、信頼できる家族やパートナー、隣人がいるのなら大事にしてください。


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