10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

ヨシュア・トゥリー U2紙ジャケ(2)

2017年09月27日 21時56分46秒 | 紙ジャケットCD
U2の紙ジャケ紹介2回目は、「ヨシュア・トゥリー」です。
もはや説明することもない、U2の最高傑作です。
前作に引き続き、イーノ&ラノワがプロデューサーです。


初期U2サウンドから完全に離れ、ゴスペルやブルースなどアメリカのルーツ音楽の影響をもろ受けています。


発表当時、既にCDが発売されており、私はレコードのジャケットは初めて見ました。
ちなみにCDは、ジャケの写真部分のみを拡大したもので、値段も3,000円以上しました。(>_<)







ジャケはダブルで、やはり附属の特典などはなく、シンプルな構成。





兎に角、冒頭の3曲、だけでも聴く価値ありです。

1曲目「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム(約束の地)」
2曲目「アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー(終りなき旅)」
3曲目「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」


2曲目「アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー(終りなき旅)」は、U2版のゴスペルで、徐々に徐々に盛り上がっていく曲調が素晴らしい。

3曲目「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」は、ラブソングの傑作。
「君がいても、いなくても」という愛してしまった側のジレンマを表現していますが、同時期のポリスの名曲「見つめていたい」と同様、いらないものをそぎ落とした本当にシンプルな曲です。
ちなみに、宇多田ヒカルのデビューアルバム「First Love」の3曲目に「In My Room」という隠れた名曲がありますが、この曲の歌詞はおそらくこの「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」にインスパイアされていると思います。


そして、最も重要な曲は1曲目の「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム(約束の地)」です。
アルバムのレコーディング時間の大半は、実はこの1曲に費やされたと言われていて、兎に角完成度が高い。
この曲は、まさにU2が今頂点に上り詰めようとする、その様を描いたような曲になっています。
静かに始まり、徐々に高揚し「君とともに、名前もないあの場所へと到達する」、まさにそう言う曲調で、感動的ですらあります。
私は、疲れ果てた時の自分を鼓舞したいときや、日の昇る直前に車の中、で聴くと最高に合うと思っています。


動画はこちら


「ホエア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネイム(約束の地)」


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