まりん劇場

千葉ロッテマリーンズについてもろもろ

プレイオフ2stステージ 第5戦

2005-10-18 12:22:10 | 試合結果補足
ついに…ホントについに念願のパ・リーグ制覇!

M 000001020 3
H 011000000 2
○藤田
S小林雅

試合展開は厳しかった。
序盤にセラフィニがピンチを迎えて、2失点。
特に2点目の松中のタイムリーは本当に痛い。

3戦目に悪夢の逆転負けをして、4戦目はズレータの1人舞台。
そして5戦目は松中のための試合になってしまうのか…。

そんな事も思ってしまいました。


しかしロッテには本当に底力があった。

セラフィニ
4回に1死3塁のピンチを連続三振で切り抜け、それ以降は完璧なピッチング。
特に松中の3打席目をしっかりと抑えたことが大きかった。
流れがソフトバンクに行くところを、何とか食い止めました。

西岡
6回先頭打者として出塁すると、初球に盗塁成功。
ここでチャンスをつぶしたらもう…という場面でのプレイ。
シーズン後半は調子も落ちましたが、この大一番で再び輝きを増しましたね。
本当に敬服します。

福浦
昔からおとなしい選手が多いと言われ続けたロッテの代表。
それがこの試合は凄まじい気迫と執念。
そして肝心なところでヒットを2本打ち、逆転のホームイン。
私と同じ年で同じ習志野市出身だけに、うれしさも倍増です。

早坂
負傷した小坂の代役として登録。
ただ本来はやはり代走要員。
ところが堀の負傷により、今シーズン一軍初試合がこの大一番。
どうなるかと思っていたら、7回2死2塁からファインプレイ。
あの野村監督も褒めていましたが、結果的に流れを変えたビッグプレイでした。

初芝
8回表先頭打者として、変化球を引っ掛けてサードゴロ。
のはずが…奇跡が起きました。
いや、初芝が起こしました。
ランナーが出ても点が入らない嫌な展開が続き、何かが起きないとズルズル行ってしまいそうな中で。
やはり初芝が奇跡を起こした、というのが正しいでしょう。

里崎
ここまでプレイオフはたった2安打。
しかしそれがいずれも大事なところでのホームラン。
ポジティブシンキングができる人のところに風が吹く。
それを感じました。
そして今年の全てを決めるこの一番でのあの打撃。
素晴らしいのひと言です。
感動しました。

薮田
勝ち越した後の8回裏に登場。
打順は2番から。
2人を順調に討ち取って、打席には松中。
ここが最後の山場でしたね。
とにかく絶対に長打を打たれないように慎重に勝負して、松中、ズレータ、カブレラの3人からワンアウトを取る。
これを成功させました。

小林雅
もう祈るしかありませんでしたね。
薮田の踏ん張りのおかげで相手は下位打線なのに、先頭打者を出したときは天を仰ぎました。
しかしクローザーは結果が全て。
リベンジの機会がちゃんと用意されて、それをしっかりと生かした。
それでいいでしょう。



そして試合が終了し、歓喜の胴上げへ。
やはり泣けてきました。

土日にPVを見に行って悪夢の連敗。
本当は会社を早退してこの日も見に行く予定でしたが、あまりにも縁起が悪いので自粛。
普段は縁起を担いだりしたことはありませんが、ロッテが勝つ確率を万に一つも下げたくなかった。
早々に家に帰り、1人でTVを前にして泣きました。

ロッテファンになって約16年、ずっと応援してきてよかった。

この優勝は決してバレンタインのマジックではない。
ちょうど私が応援し始めた頃に入団した堀、初芝、小宮山たちが引っ張り、ドラフトの目玉を獲得できない中、スカウトの眼力で指名した選手が活躍。
時には失敗もした球団のファン獲得のための試行錯誤がここ数年で結実。

つまり積み重ね積み重ねてきたものが、ついに他球団を上回った。
2005年になって、ようやく全てが噛み合った。
そういうことです。



本当に、ありがとう!