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保険で損をしないでください!

言葉の誤解がトラブルを生む

2015-05-19 | 暮らし
通信販売で小さなテーブルを最近買ったらしい男性が、なぜだか浮かぬ顔をして
いました。
聞けば、テーブルの表面に細かい引っかき傷を見つけてしまい、
あまり目立たないので、交換請求はやめるけど今後のために写真を添付した
メールだけ送ったらしいのです。
ところが、その返信メールには丁寧な謝罪や商品受領の感謝はあったものの、
今後の検査強化要望に対しては私たちなりに考えて参りますとあったそうです。
どうやら、あなたが何を言おうが私達は自分達で考えるから放っておいてくれ、
と感じたようです。

この男性、テーブルに傷があったことより、販売店の“私たちなりに”考えますの
言葉に憤りを感じたのでしょうね。

ただ、販売店側からすると、”私たちなりに”というのは、多分、謙虚な表現の
つもりで、「本来ならメーカーが検査を強化すべきですが、販売主体である私たちに
できるチェックをする」と伝えたかったのだと思うのです。“~なりに…”という
言葉は、学校で先生がよく使う言葉ですよね。
他にも、“大丈夫です”とか、“やばい”とか、その人が育った環境や時期で、
意味が変わる言葉がありますよね。だから、言葉を自分の意味で解釈せず、真意を
問い直してみることが、今大事になっていると思います。

そういう意味では、保険用語に関しても、自分の言葉だけで解釈せず、内容の詳細を
確認する習慣が必要かも知れませんね。