英語学者、評論家など、多方面で活躍した、
上智大学名誉教授の故・渡辺 昇一氏は、
「身銭を切る」ことの意義について次のように述べています。
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「ほんとうに味覚を楽しもうと思ったら、
身銭を切った店の食事がよいのではないか。
身銭を切っておれば、まずいかうまいかについての判断も厳しくなろう。
凡人の場合、身銭を切るということが、判断力を確実に向上させる」
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「身銭を切る」とは、自分のお金で支払うことを意味します。
食事だけでなく、スキルアップの為の研修など、
身銭を切ることで良い効果をもたらします。
例えば、語学学習やマナー講座などは、
社員教育の一環として、会社の経費で賄える場合もあるでしょう。
その際、受身の姿勢で受講すると、学ぶ意欲が乏しく、
集中して講座に臨めないことがあります。
自分で支払うと、
最大限の収穫を得ようとして、講座を受ける姿勢も積極的になります。
時には身銭を切って、自己のスキルアップを図ることも大事ではないでしょうか。
◆今日の心がけ◆
スキルアップへの工夫を凝らしましょう。