季節の変わり目は要注意 春の「気象病」対策

過ごしやすくなってきましたが、気候の変化に体がついていけていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、春の気象病対策についてご紹介します。
気象病とは?
気象の変動によって起こる体の不調のことをいいます。症状は頭痛や関節痛、むくみ、倦怠感など、人によってさまざまです。もともと頭痛や関節痛がある方は、その症状が悪化することも少なくありません。体に大きく影響する三大要素は「気温」「気圧」「湿度」といわれています。
気象病はどうして起こる?
私たちの体は、自律神経がバランスを保っている時には健やかですが、そのバランスが崩れると不調になります。自律神経とは、血圧や呼吸、体温、消化、血液循環などの機能を自動的にコントロールする神経のことで、体を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経がバランスを取り合って体の状態を調節しています。気象の変化がストレスとして脳に伝わったりすると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

春は体にとってどんな季節?
春は、意外と体に負担がかかる季節です。強風、乾燥、花粉、黄砂、寒暖差。気象予報士の方々は、これらを「春の5K」と呼ぶこともあるそうです。
春一番、フェーン現象

立春(2月4日頃)後、初めて吹く強い南風を「春一番」といいます。また春一番が、フェーン現象を引き起こし、より高温で乾燥した風をつくりだします。フェーン現象とは、湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で吹く乾燥した高温の風「フェーン」が起こり、そのために付近の気温が上昇することをいいます。
寒暖差
この時期の上空では、低気圧と高気圧が交互にやってきて、気温と気圧を激しく上下させます。この寒暖差に体が振り回されてしまいます。

黄砂
春は、地表に雪も植物も少ないため、低気圧によって大陸の砂が運ばれます。
春の気象変化に負けないためには?
毎朝の天気予報をチェックする習慣を

めまぐるしく天気が変わる春は、特に毎朝の天気予報チェックを習慣にしましょう。ストール、カーディガンなど、さっと体温調節できるアイテムを常に持ち歩き、自律神経が過度に働きすぎるのを防ぎましょう。
ゆっくり歩く、ゆったり過ごす
春は、ただでさえ、新生活のストレスがたまりがちな季節。それに加えて気候変化が大きい季節ですので、自律神経が乱れがちです。とにかく、自分を甘やかす時間を設けることが大事です。
腸活を心がける

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、脳と密接に関わっています。乳酸菌を含む食材を積極的に摂って腸を健やかに保つことも、春の気象病予防には効果的です。
★気象病を上手に予防して、春を存分に楽しみましょう!
※ ハウスダイレクト 活きいき便り 2025 Vol.128 春号
の掲載記事から引用しました。参考になれば幸いです。
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