「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)は休暇で訪れていた熊野古道のホテルで、その場に似つかわしくない物騒な言葉を耳にする。事件はこの時、すでに動き始めていた・・・。 翌日、朝食をとるためにホテルのラウンジに向かうと、そこで医学書を読んでいた医師の沙羅絹子(比嘉愛未)の姿を目にし、声をかける。沙羅は勝呂のことを新聞で見て知っていたため、二人はすぐに打ち解ける。そこに、本堂家の夫人(松坂慶子)、次男の主水(市原隼人)、長女の鏡子(堀田真由)、次女の絢奈(原菜乃華)がやってくる。どこか異様な雰囲気をかもしだす夫人は、やってくるなりホテルのスタッフをどなりつけ、子どもたちにはあれこれと命令し始める。さらに遅れて、長男の礼一郎(山本耕史)と妻の凪子(シルビア・グラブ)もやってくる。夫人の言動は、まるで一家の独裁者のようで、子供たちはみな完全に彼女の支配下に置かれていた。
昨夜フジテレビ系で放送された「死との約束」を早速観ました。三谷幸喜のアガサものはこれで3作目。過去の「オリエント急行殺人事件」「黒井戸殺し」は私は原作も読んでいますが、この「死との約束」は読んでいません。ただ調べたら1988年に公開された「死海殺人事件」が同じ原作のものでした。。。って、この映画は見てないんです。
舞台が熊野本宮を中心とした熊野地方で昭和30年代が舞台ということで、なかなかおもしろく出来上がっていました。話の内容を知らなかったので、途中まで真犯人がわかりませんでしたが、被害者(松坂慶子)の亡くなった旦那さんと被害者自身の知り合ったきっかけを劇中に紹介されますが、それがわかった時点で真犯人がわかりました。
ただまぁギャグが多すぎたのと(これがあまりにも唐突なので、冗談抜きで彼の命を狙ったのでしょう)なんと言っても天狗の扮装が。。。ってことまで否定したら物語は成り立たないですね(笑)
松坂慶子がとても楽しく「嫌な女」を演じていたのが想像できて楽しかったです。
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