極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

丑三つの村 (1983) 106分

2009-03-05 20:23:04 | なつかシネマ
丑三つの村 (成人指定版) [DVD]

松竹

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 病気のため兵役から外されてしまい、皆から後ろ指を指されてしまう寒村の若者。彼は村人の容赦ない仕打ちにも耐え続けていたが、ある夜、狂気の一線をついに越えてしまう。様々な武器を手にした若者は村人を片っ端から血祭りに上げていくのであった……。


DVD ★★★☆


 横溝正史の「八つ墓村」のモデルにもなったといわれる1938年に起った「津山事件」のノンフィクション小説を原作とした映画です。「津山事件」に関しては、いろいろなメディアで表現されているのであえてここでは書きません。


 で、この映画は公開当時映画館で見て・・・





 当時のパンフレットですが、ビデオソフト化されたときにダビングをしたものをもっていますが、その映画の内容と、主人公を演じた古尾谷雅人の最期のこともあり、DVD化をされることはないと思いました。映画の中の主人公と同じ方法をとらざるを得なかった古尾谷雅人に合掌です。

 正直に言えば、五月みどり、池波志乃・・・そして当時デビューしたての田中美佐子のヌードが満載のこの映画・・・それを綺麗な画像で手元においておきたかったってのが本音なんですね(笑)もちろん当時もそれを目当てに見に行ったし、物語のクライマックスになる「津山30人殺し」の場面をみたかったってのが本音なんですね(笑)

 五月みどりは当時44歳・・・それよりもまだ28歳だった池波志乃の色気の方が生生しかったと感じたのは私個人の趣味の問題かな(笑)前年の1982年の「ダイヤモンドは傷つかない」で本格的なデビューを果たした田中美佐子は24歳。年齢の割りにはめちゃ初々しいんですが、彼女のキャラクターは今もなおその初々しさにあるんですね。今年50歳になる熟女に初々しさもあったもんじゃないかもしれませんが(笑)

 映画の内容としてはどうして彼が大量殺戮を選んでしまったかというところを、もう少し踏み込んで欲しかったなぁって感じなんですが、やはりたくさんのラブシーンと、スプラッターホラーを見せることで商業的に成功しなきゃいけないわけで、どうしてもそちらのほうに重点が置かれるのは致し方ないかと思います。もちろんこの映画が作られた時代性ってのもあるでしょうね。今ならもう少し違った演出になっていたかもしれません。

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