![]() | 正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官 [DVD] |
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
ロサンジェルスでICEの捜査官として働くマックスは、密入国や不法就労者の取り締りに当たりながらも彼らにしばしば同情的で、同僚からも呆れられるほど誠実な男。そんなある日、メキシコ人女性ミレヤが不法就労者の一斉摘発で捕まり、アメリカ生まれの幼い息子ホアンを残して強制退去に。それに心を痛めたマックスは、ホアンを捜し出してミレヤの実家まで送り届けるが…。女優を目指すオーストラリア出身のクレアは、グリーンカードの判定官コールと出会い、ある提案を持ちかけられ…。
WOWOW ★★★☆
いろいろな「移民問題」を扱っていますが、すべての事例に主演のハリソン・フォードが絡むわけではありません。その点がちょっと物語を散漫にしたような気もします。
「クラッシュ」や「バベル」でもそういう演出でしたが、そのニ作品には「主演」という感じのものはなく、それぞれの物語に主演がいたような気がします。そういう意味ではこの映画の場合ハリソン・フォードというスターを出演させたことが、一番の失敗だった気がします。
もちろん失敗って言っても私は70点の点数をつけますし、なかなか考えさせられる真面目な映画でした。アメリカの凄いところはある種アメリカという国家が悪者になるような表現でもまったくOKってところかも。この映画を見てますますアメリカが嫌いになった人もいるでしょうし、ますます好きになった人もいるのかもしれません。
そうそう・・・ずいぶん昔に観たジェラール・ドパルデュー主演の「グリーンカード」という映画を思い出しました。
すっきりとしていて、より見るモノに伝わりやすいの
かもしれませんね。あまり近づき過ぎると偏ってしまい、
それが逆効果になることもありますものね。
もちろん近づいて、それでいてきちんと伝えることも
出来るのでしょうけどね^^
最初のシーンのあの女の子が、あんなに「いたいけ」じゃなかったら・・・なんて思うのね(笑)
やっぱ男のスケベ心も垣間見えるわけで(笑)
あとは・・・あの妹があまりにも哀れだったなぁ・・・
そういう意味では、やはり「男目線」の映画だったかもね。