極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

DS文学全集に挑む 6

2008-02-23 08:31:28 | DS文学全集
 まずは「海野十三」のご紹介。

 海野 十三(うんの じゅうざ又はうんの じゅうぞう、1897年12月26日 - 1949年5月17日)は、日本の小説家、SF作家、推理作家、科学解説家。日本SFの始祖の一人と呼ばれる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 私はこの「DS文学全集」ではじめて知った名前でした。
略歴を色々調べてみたら、マニアックな作風らしく、すごく興味がわきます。
実際に、次に紹介する「蝿男」って作品は、なかなか昭和初期のエログロナンセンスって感じで、かなりいけてました(笑)


★蝿男
 なんといっても舞台が大阪や宝塚なのでこの作品が書かれた昭和初期当時の風俗がよく分かったのが楽しかったです。
しかも・・・主人公以外は大阪の人間なので上方落語で聴ける昔懐かしい大阪弁なんですね。これには感激しました。
 で・・・たとえば江戸川乱歩のような探偵冒険活劇かと思いきや・・・(⌒▽⌒)アハハ! これはすごいお話でした。今の常識から言えば反則ですが、これはこれでOKOKって感じです。もうすこしエロの部分が欲しかったかも・・・って感じですが、なにせ舞台が大阪・・・出てくる刑事さんたちもほとんど漫才口調でした(笑)


★東京要塞
 良いタイトルでしょ? これはすごく期待させるタイトルです(笑)
まず、その短さに驚かされました。「蝿男」の6分の1くらい・・・文庫本で言え20ページあるのかな?ないかもしれません。
 で・・・ネタバレになってしまいますが、この「東京要塞」は決して東京の・・・日本の、要塞ではありません(爆)

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2 コメント

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少年小説 (のびぃ太)
2008-02-23 13:16:00
少年倶楽部でSF小説に親しみました。年齢バレバレ(^_^;)
少年探偵団の江戸川乱歩のように、海野十三は私にとっては冒険小説の神様でした。全集が出ているようですが、高くて手が出ません。
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あはは(笑) (しんちゃん)
2008-02-23 22:10:20
★のびぃ太さん
私が物心ついたときには、「少年倶楽部」もうありませんでした(笑)

今回初めて読んでみて、なかなか冒険活劇だったので面白かったです。

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