4464.~予め、経験を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「話し合い学習/新聞づくり」(8月7日)
おはようございます。東中野教室の丸山です。
テストはできるけれども、国語の「グループでの話し合い」の参加が得意ではなかったAくん。
そこで国語の教科書の章末に書いてある論点について教室で予め話し合いをしてから、
学校での“本番”に臨めるようにしました。
教室では個別対応なので、Aくんも意見を言いやすいようです。
論点を確認しながら進めることでOK。・・・国語の時間が楽になったそうです。
夏休み前には、修学旅行新聞をタブレットで完成させました。
「何を書いていいかわからない」とのことでしたが、講師が質問をすると、
大谷資料館の静謐さ、竜頭の滝の美しさ、キャンプファイヤーの楽しさについてよく答えることができました。
「もう1枚別バージョンで作れるかも」とAくん。
講師はすっかり日光に行きたくなりました。
「大人は大人で、きっといい思い出ができる」とAくん。
夏休みか、9月の連休に日光旅行を計画しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
従来の講義形式の授業ではなく、アクティブラーニングの一貫である「話し合い」授業。リアルタイムで課題を把握し、メンバーの意見を理解し、判断し、その上で自身の意見を述べる、こういった形式には、言語機能とコミュニケーションに問題を有する発達障害の生徒さんは苦手とすることが多いですね。・・・ならばいきなりではなく、他の課題と同様、予め練習させてあげましょう。練習無しでの“本番”は誰にとってもハードですね。新聞作りにおいても同様です。1回でも一緒に経験させてあげれば、「あぁ、こうすればいいんだ」と安心できるわけです。Aくんの「もう1枚別バージョンで作れるかも」、この言葉がそれを証明しています。Aくん、良かったですね。