4722.~機能を補う~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「文づくり」(6月3日)
おはようございます。Elephas中野坂上教室の福沢です。
「先生、今日は何する~?」という一声から始まるKちゃん。
「今日は、どんな文ができるかな、楽しみだね」、
「おもしろい文になるといいな」。
こんな会話から、Kちゃんの授業は始まります。
Kちゃんの授業が始まる前に、講師はいつもワークや教科書とにらめっこしながら、
面白い文や楽しそうな文などを探します。
見つけると、その文を文節ごとにばらばらにします。
そのばらばらになった文を、Kちゃんの前にばらばらにおいて、文づくり開始です。
Kちゃんは、楽しそうに文節を一つ一つ並べながら、
「先生! できたよ!」とうれしそうに、講師に見せます。
Kちゃんは、勉強するのが好きではありません。
でも、この文づくりは大好きです。
どんな文になっても、講師は
「おもしろいね、よくできたね」と、一緒に楽しみます。
一緒に楽しむことができるようにと考えた文づくりですが、
この「一緒にたのしむ」時間が、Kちゃんにとってはうれしかったようです。
◇ワンポイント・メッセージ
Kちゃん、“文づくり”がとても楽しいようですね。「勉強するのが好きではありません」、そこにはKちゃんのもつ機能的な課題があるのでしょう。その機能を補う手立てを上手に組み込んだのが、この“文づくり”。自身が構成した文を講師と読み味わいながら、意味の理解も増して行くことでしょう。“おもしろい” “たのしい”が一番です!