3435.~受動から能動へ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。対面授業での記述は、3月末までに行われた授業によるものです。
~今日のElephasブログ:「自身で選ぶ」(4月14日)
おはようございます。越谷教室田中です。
この春中学に進学したSさん。
小学生の時から、計算問題を前にするとかなり緊張してしまうことが続いていました。
教室では「(きれいな色のペン3本から)今日はどれを使う?」とか、
「掛け算・割り算・四則計算の混じった計算の3種のプリントを、3回で仕上げるように
問題を選びましょう」、などSさんが“選んで”取り組むことを続けてきました。
緊張感は授業を重ねるにつれ少しずつ薄らいでいきました。6年生後半ごろには、大きな変化がありました。
「学校でこんな計算を習った」とプリントを2回で仕上げてしまうほどになったのです。そして何よりも、幾つか立てた今年の目標に「算数を頑張る」が入っていました。
「目標、もう1回言って」という講師に対して、「1回しか言わないよ」といたずらっぽく笑ったSさんでした。
これから高校受験を目標に、一緒に頑張っていきましょうね。
◇ワンポイント・メッセージ◇
自分で”選ぶ“、このワン・クッションが入ることによって、やらされている学習が自主的な学習へと心理的に変化しましたね。いま休校状況の中で、いかに家庭での生活を充実させるか、その生活設計もSさんの例に倣って、自主的に立てさせると良いですね。しかし、「自分で考えなさい」だけではあまりにも漠然としてどこからどのように計画したら良いか戸惑ってしまいますから、候補を挙げて選択式に、具体的に尋ねてあげましょう。