4185.~テキストを楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「胃石?!」(9月16日)
おはようございます。 所沢教室の佐藤です。
5年生のFくんは「ゲームしか興味ないです」と言いながら、
切り絵や立体工作も得意で、ジャンルを問わずいろいろなことを知っていて、講師に楽しくお話をしてくれる物知りです。
そんなFくんを見ていると、
「自分がまだ知らないことを沢山知りたい」という気持ちが強くあると感じられます。
そこで、身近にあって親しみやすいものの中でFくんが知らないと思われることについて、
漢字の習得も兼ねて学習することにし、何週かに亘り、「内臓」について、その種類や形、働きを調べていました。
そんな中、タイミング良くワーク課題に「胃石」という言葉が出ていたので、興味を持つのではと、取り組んでみました。
まず、講師が、
「Fくん、ワニが石を飲み込むって知っている?」と尋ねると
Fくんは、
「はあ?」という表情を見せ、注意して話を聞こうとしました。
そしてプリントを出して「胃石」と題名を読んで、
「ワニって、不思議だね。読んでみて」と促すと、集中して音読を始め、問いにも答えることが出来ました。
こんな風に前置きとしてFくんと楽しくお話することによって、読解ワークにも興味の延長で自主的に取り組めました。
◇ワンポイント・メッセージ
“胃石”、ワニは石を飲み込んで胃にためておき、その石で飲み込んだ食べ物を潰して食べるそうです。胃石は、体のバランスをとるのにも役立つそうで、恐竜も胃石をもっていたとのこと。初めて聞く言葉やお話は、講師も生徒さんと一緒に驚いたり楽しんだりすることができます。Elephasのオリジナルの読解ワークもそうですが、学校の教科書もまずはお話をお子さんと一緒に楽しみましょう。