4176.~受容と根気~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「今日の頑張るリスト」(9月6日)
おはようございます。越谷教室菊地です。
小学2年生のYさん。
ご入会当初は、
「学ぶ」ということに対する警戒心が強く、教室の中に入るのにも勇気がいる生徒さんでした。
まずは「教室のドアを自分で開けられた」ことをほめ、次は「教室の中に入れた」ことを認め、「椅子に座れた」努力を、
「鉛筆を持てた」、「鉛筆を持って問題が一問解けた」勇気を認め、
自分でできたことをたくさん積み重ねていくことで、安心できる場所であることを伝えていきました。
今では、
「今日はこんな学校の宿題が出た。今日はこれを頑張りたい。教えて」と、元気に挨拶をしながら席につきます。
いつも、「今日の頑張るリスト」を考えてからエレファースに来られるそうです。
しかし、エレファースで伝えられるものはそれだけではありません。
もっと良さを感じてほしい。
これまでは「課題に対し前向きな気持ちで取り組む」という目標で授業をしていましたが、
少しずつ学習の楽しさを感じることができてきましたので、次へとステップアップしていきます。
日によっては、学校の疲れが残って鉛筆を握りしめ、顔をしかめることもあります。
でも、それも5分経ったら、自分で切り替えて、
「がんばる!」と言います。
学校でたくさん楽しく過ごし、エレファースでもたくさん楽しんで勉強し、たくさんの「楽しい」と共に、
一緒に成長していきましょう。
◇ワンポイント・メッセージ
Yさん、すばらしい成長です!学習への警戒心が少しずつ緩和されてきたようですね。ご入会当初のスモールステップでのアプローチが、功を奏しました。スモールステップ、言葉では簡単そうですがなかなか難しいところがあります。何より、受容の態勢と根気が必要です。まさに、エレファースの3つの愛の実践が求められます。