3638.~感じること~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「思いを伝える」(12月7日)
おはようございます。越谷教室田中です。
「揚げ焼きそば」のレシピを使った読解ワークに取り組んだ中1のSさん。
食べることが好きなだけあって、
「ハムをこんなに使うんだ」、「しいたけは生でもいいのかな」等と楽しそうに取り組んでいました。
最後の問題に、
「あなたは揚げ焼きそばを作ってみたいですか、作ってみたくないですか」という問いに対し、いたずらっぽく笑いながら
「面倒くさいから作ってみたくないよ」と即答はしたものの、プリントに書き込んだ答えを見て、講師は良い意味で驚きました。
『こんなにたくさんの材料を使うなら、焼きそば一品だけでなくもっと2,3品増やして作りたいです』
国語が自分の中では苦手だったSさん。
それがエレファースを通し、思いを伝えられる文章を書けるようになってきました。
その豊かさは彼女の宝物、十分生かせるような授業を心がけようと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
料理についてのテキストは、体感と結びつきやすいものですね。Sさんは、テキストを読みながらいろいろ感じることができたのでしょう。材料の感触に始まり、出来上がりの揚げ焼きそばの匂い、とろみ、熱々感、それらがリアルな思いを引き出したのでしょう。この時Sさんはテキスト学ぶ一生徒というより、キッチンで素材を目の前にする料理する人、となっているのです。ですから、あんなシャレた感想が書けたのですね。感じること、とても大切です。