4633.~変化を受け容れ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「新作ワーク、ちらっと覗いて…」(2月20日)
おはようございます。西国分寺教室の山下です。
Tさんとは結構長いご縁になりました。早6、7年になりますでしょうか。
どんな時でも来室されて授業に臨み、好きな題材の書字ワークに取り組むと徐々に落ち着いて笑顔に、
そして笑い声がこぼれてきます。
決まった題材のワークも、その中で内容面にバリエーションを少しずつ増やし、
トレースする文字も見易いフォントやカラー、サイズに変えていっております。
先日も、最も初期からある題材についてバリエーションを増やし、授業で
「新しいのを作ってみました、どうですか、やってみますか」とTさんに見せた所、
始めの内は不思議そうな顔つきをしていましたが、授業が進む内に、
「取り組んでみたい」というジェスチャーを見せられたので再び目の前に新作ワークを置くと、
ちらっと一旦は紙面を覗き込んだものの、すぐに嬉々として取り組むことができました。
今後も内容、見た目など工夫を重ねてTさんが喜んで取り組める教材を作っていきたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Tさんは社会人の生徒さんです。Elephas前身の造形リトミック研究所時代からの生徒さんですから、もう30数年が経ちますね。とても繊細で敏感なところがおありなので、時に環境や状況により不安になられることがあります。が、いつも通りのプログラムや教材に坦々と取り組むことによって安心感を回復されます。「好きな題材の書字ワークに取り組むと徐々に落ち着いて笑顔に、そして笑い声がこぼれてきます」、こんな形でお役に立てることはとても嬉しいことです。また、そんな中ででも少しずつ変化を受容できるようになられたことは、ひとつの成長ですね。