4747.~会話 自然に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「O君から、言葉が」(7月2日)
おはようございます。朗豊ゼミナール相模原教室の井上です。
なかなか話をしなかった中2のO君。
講師は隣で様子を見守り続けました、「あせらない」との思いで・・・。
そしてこれは、先々週にあったことです。
O君と授業を進めている最中に、突然、豪雨の音が聞こえてきました。
雷も鳴り、雷雨の激しい音が気を引かんばかりに教室にも響くように聞こえてきました。
すると、「あっ、傘が」とO君が口にしたのです。
講師はすぐに「持っていないの?」と聞いてみました。
O君:「まさか降るとは思わなかったので」。
講師:「この土砂降りは一時的かもしれないよ。帰る頃にはきっとやむよ」。
O君:「そうだといいな」。
講師:「とりあえず勉強に集中して雨のことを忘れよう」。
O君:「わかった。よし!」
案の定、雨はやみました。
講師は驚きました、雨の音もそうですが、O君と会話のキャッチボールがこれほど出来たことはありませんでした。
なんとこれをきっかけに、その後、O君と授業をするたびに、会話が弾むようになりました。勿論、勉強や他の話題でも。
今は和気あいあいといった感じで、笑顔で机に向かっているO君の姿があります。
◇ワンポイント・メッセージ
すばらしい、出来事です!そこには、感じること、学ぶこと、気づかされることが、たくさんあります。講師がその嬉しさや喜びや驚きを表さずに、自然に、坦々と対応したことも何より良かったですね。それが、その日以降も会話が成立していることを可能としたのではないかと思われます。