5インチ シェイの重連運転.mp4
<iframe src="http://www.youtube.com/embed/ajvRKTTD8Iw" frameborder="0" width="420" height="315"></iframe>シェイ型機関車の構造は自動車の構造に似ている。蒸気レシプロエンジンは車体右横に装着しクランクシャフトで回転軸となり連結シャフトから傘歯車で各車輪を回している。自動車のプロペラシャフトよりデフギヤでタイヤを回転させているのに対応するからだ。機関車は前後の台車に載る構造でこの台車の車輪全部を伝達している。いわば全輪駆動車である。一般の蒸機機関車は動輪が車体中央の左右に並びロッドを介して動力を伝達するため、どうしても急曲線の通過が苦手になる。シェイ型では前後の台車だけであり、伝動シャフトはユニバーサルの為ボギー車の様な運動が可能となり急カーブの通貨が容易となる。さらには全軸駆動による安定した牽引力が得られる為急カーブ、急勾配のある森林鉄道で重宝された。むしろこの為に開発されたようなものだが、特にアメリカの森林鉄道で盛んに使用され、近場では近年まで台湾の阿里山鉄道で活躍していた。日本ではなぜか余り流行る事はなかった。
いずれにしてもその特異な構造と独得な走行音はマニヤには常に大人気となっている。ただしその目的より今回の模型のように重連で運用された例はあまりないのではないかと思う。
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