常さんの徒然写真日記

旅や趣味を写真を主に紹介、でも何となく鉄道旅行が主なテーマになりそう。

終着駅

2013年04月22日 | 鉄道

指宿線の終着駅枕崎には旧鹿児島交通枕崎線の残した立派な駅舎があったが、枕崎線が廃線になっても後から乗入れ共有したJR指宿線に引き継がれて大事に管理されているものとばかり思っていたが、5、6年前にとっくに整理され無くなり今改めて地元の要望で簡易駅舎が出来たとの事のようだ。

4/23中日新聞より

終着駅はその昔機関車がある頃は機周り線(機関車を前後に付け替えるための側線)や給炭、給水設備、タブレットなど閉塞管理の要員、さらには貨物積載ホームなど嫌でも最低限の設備を置くだけでも相応の規模を有した。ところが蒸気機関車から気動車に変わり、さらには貨物列車も廃止されるとこれらの設備は殆ど不要となり加えて留置線も無くなり線路一本で折り返すとなると閉塞管理も不要で要するに無人で事足りることになる。私は高倉健の「ぽっぽ屋」というすばらしい映画を見て涙もしたが、実は冷静に設定を見ると線路一本の折り返し駅なのでホーム以外(タブレットも要員も)一切不要なのが本当なのだ。

それなりに風格のあった旧駅舎

鹿児島交通のホームをはさんでJR指宿線が反対側から乗入れて共有していた。

廃止前、駅員が集札する改札口。

最南端の枕崎は台風やかつおで有名だが枕崎駅は昭和初期に鹿児島本線”伊集院”駅から来る南薩鉄道(後鹿児島交通)の終着駅として開業した。その後国鉄指宿線が開通し(昭和38年)この私鉄のホームに乗り入れることになった。後、私鉄の枕崎線は豪雨の被害で復旧できず廃止になりJRだけが取り残された。駅舎の管理者(鹿児島交通)は変わらないためJRが借用する形できたが再開発整理でホームも移動し、その駅舎も廃止になっていた。つまりしばらくはホームだけの駅だった様である。この新しい駅舎は地元の寄付で作られていることより、見た所本来の駅機能は有していないのでJRとしてはあくまで無人駅の扱いで駅風の民間の一休憩、待合施設となるのであろう。JR最南端の駅として盛り上げたいが実際には1日の利用客は現状では100人強とのことである。

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