NPO法人大雪山自然学校ブログ

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【大雪山国立公園・旭岳情報】厳しい寒さと氷のアート

2021年10月29日 | 大雪山国立公園旭岳・天人峡情報

【日付】2021/10/29 (金)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れ
【気温】1℃
【風速】3m/s
【積雪】30cm

朝の天候は曇天で視界が非常に悪く山麓駅でも風が強くとても寒く感じました。

午後から太陽が出てきて、始発から運休していたロープウェイも復活となりました。

姿見駅周辺ではかなり風が強く14時時点で風速18m程でした。

この強風だと前に向かって進むのがやっと、という状況で時より立っているのも大変な程でした。

そんな中、園地内でこんなものを発見しました!コレ、一体何でしょうか。

 

正解はこれ。

散策路内のロープを張る鉄ピンです。氷ががっちりとついています。

園地内の散策路は昨日からの降雪で30~40cm程積もっている状態でした。特に吹き溜まりがいつもある箇所だと、太もも上部辺りまで積雪がありました。

本日訪れたお客様はほとんどが第一展望台辺りで引き返していました。今日の雪質は強風によって雪の表面が硬く締まった状態でなおかつ深いところでは歩き辛く感じる様子でした。

上記2枚:本日の園地内の様子

 

天候や積雪によって毎日園地内の散策路の状況が大きく変わります。姿見駅のカウンターでは散策路の状況を随時詳しくお伝えしていますので、お越しの際はぜひお声かけください。

山では標高が上がるにつれて気温が低くなったり、風が強いと体感温度が寒く感じます。一般的に「標高が100m上がるにつれて0.6℃下がり、又、風速が1m毎に1℃体感温度が下がる」とも言われます。

姿見の池園地の標高は1600m程、風速が強い時には体感温度が氷点下に感じることもあります。

 

この時期に訪れる方は、ぜひ真冬の服装・足元でお越しください。手袋、ニット帽、マフラー、ダウンジャケット、厚手のパンツなど重ね着がオススメです。氷や雪の上を歩けるよう冬靴が必須です。長靴のレンタルもぜひご利用ください。(1足300円)

 

最終便(16:00)の下りロープウェイからの夕日

山は日ごとに寒さが厳しくなってきていますが、厳しい寒さの中にある自然の美をどうぞお楽しみください。

 

 

旭岳自然保護監視員:高谷 梨菜

 


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